MARUMITSU POTERIE
CORPORATE CULTURE

今から約30年前。1985年頃の話です。岐阜県多治見市滝呂町の窯元へ仕事の話のために行きました。そこはヨーロッパ向けの輸出用食器を大量に生産しているメーカーでした。

そのメーカーの社長が「フランス人はこれでカフェオーレを飲むんやと。」と言ってカフェオレボールを見せてくれました。私はただただ単純に「カッコいい」と思いました。その当時、カフェオーレなどと言う飲み物の文化は日本に浸透していなかったのですが、その見せられたボールでコーヒー牛乳みたいなそのカフェオーレを実際に飲んでみたくなってしまいました。その食器を使うフランス人の生活を想像させられ、その生活に憧れをもったのだと思います。

「食器が飲み物を決める。」「食器が食べ物を決める。」そんな食器の存在に驚き、またそのような気持ちになる事に気付いたのもその時でした。まさにそれこそが、マルミツ陶器の原点です。

MISSION マルミツポテリの役割
「食事は楽しい」を伝える。
マルミツポテリの食器を使うことによって、
もっと楽しく、もっと豊かになる。
多くの人々の食事を
より楽しく、より豊かにしたい。

カフェオレボールから受けたような、人の気持ちを動かす食器を作りたい。そして、毎日訪れる食事の時間をちょっとだけでも楽しくなるようにしたい。そう思いオリジナルデザインの食器、「スタジオ エム」を1988年にスタートさせました。

つまり、マルミツポテリは食器をデザインして、多くの人にさまざまな食事の提案する会社なのです。

マルミツポテリはその時の衝撃を基に、どのようなものが食卓に並ぶのかを考え、素朴でシンプル、いつまでも飽きない、少しだけお洒落な食器を作りだしてきました。四半世紀の間に、多くの人に喜んで使って頂けたと思います。有り難いお言葉もたくさん頂きました。

それはスタジオエムを始めた当初から、メッセージを投げかけるような商品、提案する商品という事を大切にして来たからだと思います。

VALUESマルミツポテリの価値観
お客様に常に新鮮な驚きと
安心感を届ける。
そしてまた、
お客様の反応に対し、
真摯に向き合い、ありがたいと思う。

スタジオエムをはじめてから7年後、名古屋市名東区に自家製食器揃えの店、クーヴェール・ア・ラ・メゾンをオープンさせました。ただ、オープンしたにもかかわらず、残念な事に全く売れませんでした。お客様が1人も来ない日もありました。

どうしたら「たのしい食事」を提案できるか、いろいろと模索しました。

ポストカードを配ったり、フライヤーを様々なお店に置いてもらったり、カタログを作ったりもしました。おせち料理、カレー、お茶などの料理イベントや、絵付け・箸置き作りなどの体験イベントや、碗鉢丼・スープカップ・小皿・土鍋などの企画商品イベントなどを何回も何回も行いました。

お客様と対話することを大切にしながら接客をしました。

そしてある時気付きました。

マルミツポテリがカッコイイと感じる事を伝えて行かなければならないことを、、、

この食器でこんな食事をして憧れの生活をする、 この大事なことを解りやすく伝えていかなければいけない。

お店であろうとも、商品であろうともその部分は何もかわらないのだと。

だからこそ、もう一度考えてみました。デザインは本当に素朴でシンプルで飽きのこない、そして憧れるような食器なのか?

そしてそれを解りやすく伝えているか?憧れていたような生活を送ってもらうことができているか?

そのように考えていくと、コンセプトワーク・デザイン・調理・撮影・提案・食事、すべてをマルミツポテリで完結できるようにしたいと考えました。

そしてすぐに実行しました。

そうしているうちに、気が付くと多くのお客様にご来店頂けるようになっていました。飛び上がるほど嬉しく思った事を今でも覚えています。

喜んでいただけるもの、残念ながら受け入れられなかったもの、様々な商品を作り出してきました。そのような手探りの中で道に迷いそうになった時、やはりお客様のこと。その食卓の事を思い浮かべます。そして誰に頼るでもなく、自分たちで。

PRACTICESマルミツポテリの習慣
すべての事柄、全ての人に敬意を払い、勤勉に対処する。
物事の本質を正しく理解し、
責任を持って自立した行動をする。
常に手本となる行動・言動を意識し、
より具体化することを自然に行う。

マルミツ陶器は単なる食器を創り、売るだけの集合体ではありません。本当に大事なことを簡潔に等身大で少しの憧れをもって表現する会社です。

しかし、お客様をはじめ生産してくれる職人、社内のスタッフ同士の協力なくしては実現しません。そこにはやはり人と人とのつながりが大切なのです。お客様の反応に対して正しく理解し、そして考え行動していく。そのサイクルを大切にして今日までやってきました。

スタジオエムやクーヴェールをはじめとしたマルミツポテリの事業は感謝し、理解し、行動する。というシンプルで習慣的なこの文化が根付いているからこそ、実現できています。

これらの文化は多くのお客様やマルミツポテリに関わってくれた全ての人たちによってもたらされたものです。

お客様を含め、マルミツ陶器に関わってくれた全ての人の感謝いたします。

マルミツポテリは、これからも食器の持つ力、お客様のあたたかさを礎に、食事の時間をじっくり考え抜き、本当に大事なことを簡潔に等身大で少しの憧れをもって表現したいと考えています。

日常の事だから、あくまで等身大で、やさしく。

MARUMITSU POTERIE
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