今回の新作のテーマは Herbs & Spices 。 

季刊誌カタログ〝デプリアント〟では

ハーブやスパイスを使った料理と新作の器を合わせて紹介しています。

いつもの料理にほんの少し加えるだけで新しい味に出会えたり、

世界中の料理へとさらに興味が広がります。


ここ企画通信では商品デザインをしている企画チームから新作ができるまでの思いやこだわりを

全14回に渡ってお届けします。


Landrace  /  ランドレース


 

おいしい豚料理を食べるための洋皿が欲しい、、、。

そんな私的で限定的な要望からこのお皿は生まれました。

 

しっかりとソテーされた豚肉の塊を分厚く切って皿に盛りつける。

アスパラやズッキーニ、ジャガイモなどの付け合わせと一緒に。

外側はカリッと、中はしっとりとした豚肉を切り分けて頬張る、、、

 

素朴で素材の味をいかしたシンプルな豚料理が似合うような、

気取らないプレートがあったらいいなぁ。

そんななんとも漠然とした、

そして豚と豚料理を愛する人のための贅沢な願望を実現するべく、

このランドレース プレートは作られました。


【企画のこだわり】 気取らない

形状はいたってシンプルで普通のプレートです。

しいて言うなら少しリム幅を大きめにすることでより洋食器感をだしています。

 

シンプルなプレートにすることで、

土や釉の面白みがより強調されます。

平らな面とリムの立ち上がりの境目にできる釉だまり、

流れるような釉薬のかけムラ、

フチのざらつき、土のシワ、貫入、石目、どれも狙ってできるものはありません。

 

皿の形、土や釉薬、焼成具合、すべての条件が合わさり、

自然と生まれたさりげない、気取らない表情がたまらない魅力です。

 

 

【企画のこだわり 2】 豚の表情



皿の裏側には大きなロゴが入っています。

是非その中の豚に注目してください!

 

図面の段階で豚の目の微妙なサイズを調整したり、

首を傾けてみたり、バランスの良いプロポーションをつくります。

プレート230

 

それを見ながら型屋さんが石膏でできた皿の原型に豚の絵を彫っていきます。

手作業でつくる工程なので、もちろん図面と全く同じと言うわけにはいきません。

手作業だからこそ少し豚の表情に柔らかさが生まれたり、

均一でない趣きが出てきます。

 

3サイズそれぞれに表情や仕草の違う豚が描かれていて、

φ230が親豚、φ200、φ170がその子豚になっています。

嬉しいのか、悲しいのか、物思いにふけるような表情が愛くるしく、

器を洗ったり、拭いたりする時についつい眺めてしまうような、

ちょっとした楽しみがあります。

 

 

【企画のこだわり 3】 サイズ感

 

もちろん豚以外の料理にも使ってください!

φ230プレートは主菜用として考えました。

ハンバーグやトンカツ、コロッケ、いつもの食卓の夕食で使うようなメインプレートとしてもちょうど良いサイズ。

φ200プレートはパンやサンドイッチなど軽食用として。

φ170はサラダやおかずの取り皿や焼き菓子などのプレートとして, ちょうど良いサイズです。

フォルムは洋皿を意識しましたが、サイズ感は日本の食卓でよく使うようなサイズ感、ラインナップになっています。

 

愛くるしい豚の表情と変化に富んだおおらかな土の素材感が、

よりいっそう愛着のわく自分だけの器となります!

 

企画(は)