PRODUCT INFORMATION
気に入ってお買い求めいただいた製品を、末永くご愛用いただきたい、
そんな思いから、ここでは食器の知識、お取り扱い方法をご紹介しています。
陶器や木製品は取り扱いが難しいと敬遠されることもありますが、
素材の性質を知り、簡単なお手入れをしてあげることで、器を育てること、使うことを楽しめます。
毎日の器と、楽しく永くつきあっていただければと思います。

マテリアルナンバーシールについて
スタジオ エムの商品で、陶磁器の食器には下記のようなマテリアルナンバーシールが貼られています。
長くご使用頂くために、取扱はシール番号の事柄にご注意いただくようお願いいたします。

素材について

長く使っていただくためにはまず、素材を知っていただくことが大切です。スタジオ エムの主な素材について、ご紹介します。

白磁・磁器

半磁器

陶器

耐熱陶器(土鍋)

ガラス

ホーロー

リネン

オーブンのご使用基準について
マルミツポテリではオーブン使用可能と表記している商品は、耐熱陶器、 一部の陶器(マテリアルナンバー3)と 磁器、半磁器のハマ(高台)に高さのない商品に限定しています。 上記の商品には実際に使用しても問題ないか検査を行っており、270℃のオーブンに商品を7分間入れて保持、 その後常温で放冷しています。 この時に割れや貫入の有無を目視によって調べ、 異常のなかった商品をオーブン使用可能と表記しております。

※陶磁器について使用可能という事であり、付属品などの異素材につていは使用できません。
電子レンジのご使用基準について
マルミツポテリでは電子レンジ使用可能と表記している商品は 実際に使用しても問題ないか検査を行っております。700Wで4分間電子レンジにかけ、 加熱中や加熱後に割れや貫入の有無を目視によって調べ、異常のなかった商品を電子レンジ 使用可能としております。

ただし、陶磁器は急激な温度変化に弱い素材です。例えば油分を含んだ食品(例えばチョコレートなど)を 器に対して部分的にのせ電子レンジにかけ、あたためすぎると、食品の乗っている部分とそうでない部分との 温度差が生じ破損したという事例がございます。また、冷凍食品を入れて急激な加熱や冷蔵庫から出した器を すぐに電子レンジに入れることはお避けください。

※銀彩、金彩の上絵が施されている商品、虹彩釉の商品は使用できません。
※陶磁器について使用可能という事であり、付属品などの異素材につていは使用できません。
※上記条件以上での使用については結果が分かりかねますので使用を控えるようお願い致します。
食器洗い乾燥機のご使用について
磁器や半磁器に関しては使用しても問題ございません。 しかし、食器洗い乾燥機の中で器同士がぶつかって欠けてしまったり、 取り損ねた汚れが器に染み込み、 シミや臭いの原因になることも考えられます。 また、手洗いに比べて水に触れている時間が長くなるため、 より貫入が入りやすくなります。 磁器、半磁器、陶器などの素材に関わらず、 食器洗い乾燥機の使用はあまりおすすめしておりません。 器を長持ちさせるには、一つ一つ手洗いをしていただくことをおすすめしております。

特性について
スタジオ エムの商品の製造は機械化された工場では行っておりません。工程の途中に必ず人の手が加わります。
そのことが温かみや柔らかな風合いのある商品につながると考えております。
素材の特性や製造工程に人の手が加わるという理由から、スタジオ エムの器は仕上がりに個体差がございます。
ここでは、器の特性についてご質問をいただくことが多い事例をまとめました。
Q1. 以前買った物と同じ色の器が欲しいんですけど
A1
温度や湿度など気候の変化や、窯内での置き場所による火の当たり方の違いなど、
焼成時の条件は常に変化します。そのため、同じ釉薬を使用しても、焼き上がりの色にバラつきが出ることがあります。
ひとつひとつ違う表情を楽しんでいただきたいと考えております。
 
当社では「色ムラ」と言っており、カタログでは「色ムラ」が発生する傾向のある商品には
  アイコンを付けております。
Q2.細かいヒビのようなものが入ったんですけど普通に使っていても大丈夫?
A2
大丈夫です。貫入と言い、素地と釉薬の収縮率の違いによって生じる釉薬部分のヒビのことです。
商品本体の破損によるヒビとは異なります。使用前に生じることもありますが、使用上問題はありません。
陶器や半磁器に現れます。
当社では「貫入」と言い、カタログではこの「貫入」が発生する傾向のある商品には
  アイコンを付けております。
Q3.亀裂みたいなのが入っているんですけど、これなんですか?
A3
かいらぎと言います。釉薬が焼成時に溶けきれず鮫肌状になり、ちぢれて粒状になった部分のことをいいます。
化粧土がかかった器(粉引)に多く見られます。現れ方で表情が変わるおもしろさがあります。
Q4.表面に垂れたような跡があるのは、どうしてですか?
A4
釉だれと言い、陶器はひとつひとつ手作業で釉薬(化粧土)をかけているため、
焼成中に釉薬が流れてしまうことがあり、そのまま焼き上がると写真のように釉だれが起きた状態になります。
陶器の表情のひとつとしてお楽しみください。
当社では「釉だれ」と言い、カタログではこの「釉だれ」が発生する傾向のある商品には
  アイコンを付けております。
Q5.黒い点々のようなものがありますが、汚れですか?
A5
鉄粉と言い、陶器の原料となる土には鉄粉が含まれており、器を焼くと表面に黒い点となって現れます。
赤土や黒土にはより多く含まれているため、その土を利用した器は、より鉄粉が出やすくなります。
Q6.器の表面に淡い紅色の斑点のようなものがあるんですが、シミですか?
A6
御本手と言い、素地の成分が焼成中に酸化し発色したものです。淡い紅色の斑点が器の表面に現れます。
素地の土の成分、釉薬、焼成条件等様々な条件が重なって起こる為、
御本手の模様は二つとして同じものはなく、その器特有のものとなります。
当社では「御本手」と言い、カタログではこの「御本手」が発生する傾向のある商品には
  アイコンを付けております。

Q7.数字がかすれていないものはないですか?

A7
銅版は柄が印刷された和紙を手作業で貼り付けて絵付けをしています。
そのため、かすれやゆがみ、柄合わせについてはずれが生じるものがあります。
プリント柄でも温かみがあるのは、このような事例が起きる銅版ならではです。

Q8.このへこみは何ですか?

A8
土を型に流し込む口の部分を鋳込み口(いこみぐち)といいます。
液状の土を流し込んで成型する器には製造工程上、必ずへこみや筋のような溝となって残ります。

Q9.ポットの持ち手に穴が空いているのですが・・・?

A9
持ち手部分は、中が空洞になっています。穴を作ることにより焼成時、持ち手内の空気の膨張による破裂を防ぎます。
Q10.表面にいくつか凹み箇所がありますが、どうしてですか?
A10
荒土と言い、風合いを増すために石を多く含んだ土を使用し成型した器は、その石が表面に出る場合があります。
またその石が成型途中で取れることで、凹箇所ができる場合があります。
当社では「荒土」と言い、カタログではこの「荒土」が発生する傾向のある商品には
  アイコンを付けております。

Q11.引きずったようなこの線は何ですか?

A11
粘土を一定の厚さの板状にのばしたものをたたらと言い、これを使って成型する方法をたたら作りと言います。
切り糸等で土を切るため、小さな石を含んだ土を使用する場合、糸に石が引きずられ溝が出来ることがあります。
手で成型するため、器の端部分の厚みが一定ではありません。またゆがみが生じるなど、ひとつひとつの形状が異なります。
手作りの柔らかな曲線が出る成型方法です。

Q12.銀彩の黒ずみ(硫化汚れ)の落とし方について教えてください。

A12
銀彩のシリーズは、純度の高い銀を使用しております。そのため、空気に触れますと硫化し黒ずみなどが出てきます。
長期間ご使用されない場合でも、徐々に硫化して黒ずんでいきます。 使用しないときは器を乾燥させたあと、
布やラップなどで銀の面を包み空気に触れない様にしておくと、黒ずみを付きにくくすることができます。

黒ずみが目立ってきた場合、以下の方法をお試しください。
(この方法で落とすことができるのは、硫化の黒ずみのみです。油などの食品のシミや傷はもとに戻すことができません。ご注意ください。)
塩、アルミホイル、器が沈むくらいの鍋、水を用意します。鍋に器が全部沈むくらい水をはり、塩を入れます。(舐めてみてしょっぱいと感じる程度。)そこに器を入れ、沸騰させ火を止めます。IH調理器を使用する場合は鍋底に白無地のきれいな布巾を畳んで置き、鍋底と器の間に2〜3cmの空間をつくります。そして、その上に器を置いていきます。
何枚も同時に鍋に入れる場合は、器と器の間に、はみ出るくらいの大きさのアルミホイルをはさみ、重ねます。(たくさんの量を重ねると割れる危険がありますのでご注意下さい。)
1枚だけ鍋に入れるときは、アルミホイルで全体をやさしく包むか、菜箸などでアルミホイルを掴み1、2回表面をなでるだけでも黒ずみは落ちます。 化学変化のため、硫黄臭がします。よく換気して下さい。
お湯が冷めるまで待ち、器を取り出して洗い乾かします。(十分に洗い流せていないと、乾燥したときに表面に塩が浮かんでくることがあります。その際はもう一度、洗い流して下さい。)大きな鍋が無い場合は、バットやボウルの中に器とアルミホイルを置き、熱した塩水を器が沈むくらい入れても、同様の効果があります。その場合、火傷などにはくれぐれもご注意下さい。