The Cuisine on "BOYS FESTIVAL"
ビールとアクアパッツァ
5月5日は端午の節句。
菖蒲の節句とも呼ばれ、男の子の健やかな成長を願うお祝いだ。
もちろん、今日の集まりは節句とは全く関係ないが
会社の先輩たちと僕の家で集まって飲むことに。
日頃お世話になっている分、今日は得意の料理でもてなそう。
メニューは魚を一匹まるごと使った、アクアパッツァ。
アクアパッツァは白ワインと水で魚介を煮る、イタリア版「水炊き」。
鍋なら豪華に見えて、準備はとても簡単。
この時期においしい魚介をどっさり入れて初夏の鍋料理を楽しもう。
バケットにガーリックバターを塗ってガーリックトーストを作る。
すごく簡単だけど、アクアパッツァにもビールにもよく合う一品になる。
鍋のベースは炒めたタマネギ、ニンジン、セロリの甘みを引き出したソフリット。
あさりの口が開いたら一旦取り出しておき、メバルとミニトマト、オリーブを入れて火にかける。
ビール好きの先輩には釉薬のかかっていない陶器のビアカップを用意。
ビールの泡立ちが良く、普段よりおいしく感じられるはずだ。
魚に火が入るまで、旨味を吸わせる様にスープを回しかける。
土鍋でゆっくりと火を入れることで、メバルがスープを吸ってふっくらと仕上がる。
〆はリゾットでも、パスタでも間違いなくおいしい。
アクアパッツァには普段の鍋の時よりちょっと大きめの取り皿が使いやすい。
太めのリムが、取り分けた料理をおいしそうに引き立ててくれる。
やっぱり鍋を囲んで調理しながら食べると自然と会話が盛り上がる。
寒い季節だけじゃなく、それぞれの季節に合った鍋料理を楽しみたくなった。