雨水は二月十九日から三月四日まで。
雪が雨に、氷が水になるこの時期は、日ごとに空気も和らいで春の訪れを実感。
雨が土を潤して、待ちわびていた春の花が咲き始める。
この季節の行事といえば、女の子の健やかな成長を願う桃の節句。
今年はいつもの料理を、普段よりちょっと華やかにコーディネート。
みずみずしい春のかぶは皮ごと煮物にして味わう。煮崩れもふせげてちょうどいい。
旬の絹さやはちらし寿司の彩りに。柔らかそうなものを選んで。
ピンクや赤、新緑を思わせるグリーンの器を重ねてセッティングしたり、
梅の花をモチーフにした小皿で雛まつり気分を盛り上げて。
赤いラインのテーブルランナーも手軽に華やかさを出せる。
ちらし寿司は大皿を使うとごちそう感がアップ。余白を残して盛りつけると、おいしそうに見える。
取り皿は揃いのものでなく、好きなお皿を取り合わせると楽しい。
四角いお皿は程よくきちんとした雰囲気で、お祝いの席にぴったり。
ウォルドーフ
ゆず粉引 角皿
蓋をあけた瞬間、はまぐりと三つ葉のいい香りが立ち上る。
こういうちょっとしたことで、おいしさが違ってくる気がする。
六瓢碗
とろけるくらい柔らかく煮たかぶは、刷毛目のきれいな煮物鉢に。
こっくりとした煮物も、春らしい軽やかな雰囲気。
トルテュ 大鉢
グラニテ深皿 S
取箸
日本らしさを味わえる行事なので、定番の料理を落ち着いた和のコーディネートに。
お正月にも使える器を、春らしい色のものと組み合わせると上手くいくのかも。