郷土料理は、各地域の産物を上手に活用して、
風土にあった食べ物として作られ、食べられてきました。
今はなかなか遠くへ出かけることは難しいかもしれないけれど、
日本の郷土料理をお家で作って、
マルミツポテリのうつわに盛り付けて、
その土地の魅力を感じてみませんか。

第8回

栃木県

「いも串」

栃木県の郷土料理「いも串」。

蒸かした里芋を串に刺し、味噌だれを塗って軽く炙ったものです。

儀礼や行事に合わせて作られていた料理で、

県北では、正月の料理として食されています。

昔、栃木の人にとって里芋は、米・麦についで

第三の主食として貴重な食品だったといわれています。

あぶった味噌の香ばしい匂いが、食欲をそそります。

小鉢に味噌を入れ、付け足しながら食べるのも美味しいです。

昔は、子どもから大人まで、おやつとしても親しまれていたそうです。

現在では作る人が少なくなってしまいましたが、

栃木県内には「いも串」を食べられるお店もあります。

里芋のほくほくとした食感と香ばしい味噌がよく合う、

素朴で優しい郷土料理です。

栃木県

栃木県は肥沃な大地と穏やかな気候、豊富な水資源に恵まれた県です。たくさんの農産物が生産されており、農業産出額は全国第9位。「いちご」「かんぴょう」「二条大麦」の収穫量が日本一で、特にいちごは昭和43年から収穫量日本一を維持しています。自然豊かな山や観光地が魅力の「県北エリア」、首都圏にも程よく近い宇都宮市を含む「県央エリア」、新幹線が止まる小山市・佐野ラーメンやアウトレットなどのグルメや観光にも力をいれる関東平野の「県南エリア」など、地域ごとに特徴があり、様々な楽しみ方ができます。