郷土料理は、各地域の産物を上手に活用して、
風土にあった食べ物として作られ、食べられてきました。
今はなかなか遠くへ出かけることは難しいかもしれないけれど、
日本の郷土料理をお家で作って、
マルミツポテリのうつわに盛り付けて、
その土地の魅力を感じてみませんか。

第23回

埼玉県

「つみっこ」

埼玉県は昔から小麦の栽培が盛んです。

「つみっこ」は、地元で採れた小麦粉と野菜をたっぷり使った、

いわゆる「すいとん」のこと。

かつて養蚕・機織りが盛んだった本庄市で、仕事の合間に食べられた

庶民の味で、地域の歴史とともに現在まで受け継がれてきました。

作り方は、すいとんと同じでとても簡単。

お好みの野菜と、こんにゃく、肉などお好みの具材を醤油ベースの出汁で煮ます。

そこに、小麦粉を練った生地を落とし入れたら出来上がり。

主食も兼ねているので、大きめの器にたっぷりよそうのがおすすめです。

今回はフイユ ボールLに盛りつけました。

釉薬の表情が素朴な器は、昔から親しまれてきた郷土料理にぴったりです。

小麦粉を練ったものを手で「つみとる」ようにちぎって鍋に入れたことから、

「つみっこ」と呼ばれるようになったそうです。

名前の響きが何とも可愛らしいですね。

ぜひ皆さんもおうちで「つみっこ」を作って地域の味を楽しんでください。

埼玉県

埼玉は、首都圏で消費される野菜の供給県として重要な役割を担っています。なかでも小松菜の生産量は全国1位、ブロッコリー・ねぎ・ほうれんそう・かぶの生産量は全国2位、さといも・きゅうりの生産量は全国3位。また、埼玉県には日高で9月~10月にかけて見ることができる曼珠沙華、春に見頃を迎える、秩父・羊山公園にある芝桜、幸手市の権現堂など、絶景スポットが数多く存在します。夏には花火大会が数多く開催され、県外から多くの人が訪れます。