埼玉県は昔から小麦の栽培が盛んです。
「つみっこ」は、地元で採れた小麦粉と野菜をたっぷり使った、
いわゆる「すいとん」のこと。
かつて養蚕・機織りが盛んだった本庄市で、仕事の合間に食べられた
庶民の味で、地域の歴史とともに現在まで受け継がれてきました。
作り方は、すいとんと同じでとても簡単。
お好みの野菜と、こんにゃく、肉などお好みの具材を醤油ベースの出汁で煮ます。
そこに、小麦粉を練った生地を落とし入れたら出来上がり。
主食も兼ねているので、大きめの器にたっぷりよそうのがおすすめです。
今回はフイユ ボールLに盛りつけました。
釉薬の表情が素朴な器は、昔から親しまれてきた郷土料理にぴったりです。
小麦粉を練ったものを手で「つみとる」ようにちぎって鍋に入れたことから、
「つみっこ」と呼ばれるようになったそうです。
名前の響きが何とも可愛らしいですね。
ぜひ皆さんもおうちで「つみっこ」を作って地域の味を楽しんでください。