三重県の伊勢志摩地方において古くから漁師飯として愛されてきた「手こね寿司」。
ちらし寿司の一種で、カツオなど赤身の刺身を漬けにし、酢飯と合わせた料理です。
かつおは柵を5mm程度の暑さに切り、醤油ベースのたれに漬け込みます。
かつおを半分、タレごと酢飯と混ぜ、大葉の千切りも混ぜ込んだら、
酢飯の上に残りのかつおを乗せて完成です。
当地では女性も海女として働くことが多く、準備に時間のかからない
この料理が定番料理として定着しました。
作ってみると確かに、通常のちらしより簡単で時短!
漬けにしたかつおの旨みと、薬味の爽やかな香りがポイントです。
夏にもさっぱりいただける「手こね寿司」は、透明感のある器に盛り付けると一層涼しげでおすすめです。
かつおにはカルシウムの吸収を助けるビタミンD、代謝を助けるビタミンB群、鉄分、
血液をサラサラにするEPAやDHAなどが豊富に含まれ、栄養も十分にとれるのが嬉しいところ。
夏バテの時にも良さそうな郷土料理です。
皆さんも是非作ってみてくださいね!