郷土料理は、各地域の産物を上手に活用して、
風土にあった食べ物として作られ、食べられてきました。
今はなかなか遠くへ出かけることは難しいかもしれないけれど、
日本の郷土料理をお家で作って、
マルミツポテリのうつわに盛り付けて、
その土地の魅力を感じてみませんか。

第17回

新潟県

「のっぺ」

新潟の郷土料理の代表格「のっぺ」。

薄い醤油味の煮物で、「のっぺい」「のっぺい煮」などとも呼ばれます。

冠婚葬祭やお正月のおせちとしても並ぶ料理で、

具材はにんじん、さやえんどう、こんにゃく、

しいたけや、とろみを出すための里芋のほか、

お祝いの席ではサケやイクラをのせることもあります。

のっぺの名前は、"とろみのある"という意味の「ぬっぺい」からきており、

一品でごはんと一緒に食べても満足感がありました。

入れる食材や味付け、とろみの具合など

各地域や家庭ごとによって作り方は異なり、

その家庭に伝わるまさに新潟のおふくろの味。

地元では小料理屋さんや居酒屋などでも提供されており、

冬は温かく、夏は冷たくしていただける新潟のソウルフードです。

新潟県

海・山・川に恵まれ、四季折々の表情を楽しむことができる新潟県。夏は日本三大花火大会のひとつである長岡花火のほか、海の柏崎花火、山の片貝の花火に県内外から多くの人が訪れます。そして、豊かな自然により育まれた「食」も新潟の自慢のひとつ。肥沃な土地と雪解け水で育つ新潟米、日本海の荒波にもまれ旨みたっぷりの海の幸。また、日本一の酒蔵数を誇る、日本酒の産地です。