器のシミやにおい、カビなどのトラブル軽減してくれる目止め処理。
しかし目止めは必ずしなければならない訳ではありません。
目止めのメリット
目止めをすることでお米のとぎ汁に含まれるでんぷん質が器の目を埋めてくれるので、水分の浸み込みを抑えてくれます。目止めは1〜2度することで、数か月〜1年と長期間効果を得ることができます。
目止めのデメリット
目止めをすることで必要以上に水分を含ませてしまうので、まれに”貫入”が進行する原因となる場合がございます。
またでんぷん質を含ませているので、乾燥状態が不十分ですとカビなどのトラブルが起きる場合もございます。
使用する容器や鍋に有機物が付着している場合も、カビなどの原因となる場合がございます。
目止めをしない場合でも、水分の浸み込みによる器のトラブルを防ぐ方法はあります。
それは器を浸水という方法です。
器を使用される前に、桶やお鍋などに水を張ったものに5〜10分ほど器を浸け置きします。
これにより器の水分吸収が飽和状態になり、水分の浸み込みを防ぐことができます。
効果は1日ほどです。(水分吸収した状態の器は1日ほどで乾燥するため)
このように目止めにはそれによって得られる効果がありますが、
目止めによって新たに引き起こされるトラブルもございます。
ご使用の際はご検討の上、ご判断くださいませ。
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