一輪の花が咲いたような、凛とした姿が美しい一花。
薄づくりで繊細な口元が上品な雰囲気を醸し出しています。
アイテムは、7寸浅鉢、長角皿、カップ、小皿の全部で4種類。
7寸浅鉢に蕎麦、カップにつゆ、薬味を小皿にのせて、天ぷらは長角皿に。
夏の麺料理の器を揃えました。
直線的な形のシャープな強さと、曲線的な花形の優しく上品な雰囲気を掛け合わせたデザインです。
角と丸のどちらの要素も持ち合わせているので、
四角の器と丸の器、どちらとも自然と合い、仲介役として全体をまとめることができます。
角を立てた縁と面の切り替わりの筋が、全体の印象をキリッと引き締めます。
筋が一定の強さで下まで入ってしまうと強くなり過ぎてしまうので、
上から下、縁から内側に向かって、だんだんと薄くして自然と消えるようにしています。
色展開は白と濃藍、青の3色。
定番の白は、真っ白でなく陶器らしい表情が現れる素材です。
縁に出る焦げや、少しグレーがかった白の色味、土から現れる鉄粉などの表情、それぞれが味わいとなって魅力的です。
青と濃藍は透明感が綺麗な釉薬です。
青は釉薬の濃淡がわかりやすい色で、その違いも見て楽しめます。
また焼成の具合で現れる、少しピンクがかった部分も趣があります。
濃藍は味わい深い青緑です。
透明感があるのでジッっと見ていると引き込まれそう。
縁などの角の部分は地の白土が透け、白っぽい色になります。
また釉薬の薄い部分に焦げ目が出ることもあり、一点一点違った表情が楽しめます。
7寸浅鉢は蕎麦や素麺以外にも洋風のパスタとも相性バッチリ。
カオマンガイ、ロコモコ丼などのご飯ものにもおすすめです。
八角形の形が麻婆豆腐などの中華料理にも意外としっくりきます。
サラダや煮物の鉢としてテーブルの真ん中に一つ置いても様になります。
長角皿は切り身の焼き魚やお刺身にもぴったりで、普段の和食の食卓でも活躍します。
一汁三菜や晩酌時に活躍します。
花をモチーフにした形で華やかさもあるので、甘いスイーツをのせてもシックに見せることができますよ。
小皿の上にカップを置いた時のバランスがきれいに見えるようにしているので、
カップと小皿は、湯呑みと受け皿としても素敵に使うことができます。
上品な器なので自分用にも来客用にもいいですね。
一花が素敵な食事の時間を作り出してくれます。