私は普段、飲食店様にむけて営業しているのですが、
高級ホテルや旅館のお客様にご購入頂いている
この「銀彩シリーズ」を家でも使いこなしてみたいなと思っていました。
内側の銀色と外側の黒のコントラストがとても美しい「銀彩」シリーズの器。
モノトーンでシックな色合いですが、
ざらっとした質感が温かみのある印象も与えてくれます。
そもそも銀彩とは、銀を使って装飾を施す技法のことを示します。
この「銀彩」シリーズの器は純度の高い銀を使用しています!
(だからちょとお高いんです…。)
また、純度の高い銀を使用している銀彩の器は、銀食器と同様に色や艶の変化が起きます。
永く使用すると器に「あじ」がでるんです!(上側が長年愛用された器。)
なぜかというと、空気中や食品の硫黄分と反応し、
硫化が起こり黄色や黒に変色するからです。
その色の変化を使い込んだ味わいとみて、愛用して欲しい器です。
黒ずんだ銀彩の器は「いぶし銀の味わい」と言って
新品の銀彩とはまた違った美しさを感じさせます。
「いぶし銀」は一見すると華やかさに欠けて見えるけど、
実際はとても実力や味わい(魅力)がある人の比喩表現としても使われるんですよ。
聞いたことはありましたか?
でもやっぱり銀彩の華やかさが好き!
という方もいらっしゃると思いますので、今回はお手入れの仕方をご紹介。
用意するものは塩とアルミホイル、器が沈むくらいの鍋と水。
鍋に塩と水をいれてます。そこに器を入れ、沸騰させて火を止めます。
アルミホイルでささっとなでるだけで黒ずみが落ちます!
※よく換気して行ってください。
「カ・イ・カ・ン...」
思わず漏れたこの言葉。みなさんも言ってしまうことでしょう。
どちらが使用済みの器かわからないほど、銀彩の華やかさがよみがえりました!
さて、銀彩の器の魅力やお手入れについてたっぷりお話してきましたが、
実際に家でも使えるのか?というのが肝心なところですよね。
高級な食材じゃないと器に負けちゃいそうで、
家庭で取り入れるのは難しいのかな…と思うかもしれませんが、
そんなことはありませんよ。
家では色々な料理を実際に盛り付けて、贅沢な気分を味わえたのでみなさんもぜひ!
まず、見た瞬間盛り付けたい!と思っていたのがわらびもち。
銀彩の華やかさが高級感をだしてくれて、ますますおいしそうにみえませんか?
(きなこかけすぎてわらびもちがみえませんが...。)
そして、家庭料理でもこの器を使えば
一気に雰囲気を盛り上げてくれるに違いない!と思って、
四方反皿と3分クッキングの料理本をにらめっこすること5分。
カニクリームコロッケに決定!単純に食べたかったので。
どうですか!
意外ときれいにできてませんか!
四方反皿はその名の通り端が反っていますが、
盛り面は平らなので盛り付けやすいですし、ソースもきれいに流すことが出来ます。
フレンチレストランのお店でも使われているこの器は、
モダンな雰囲気なので洋食との相性もばっちり。
続いて、トマトソースの赤が合うなと思って、
5寸鉢にはまるごとトマトのスープを盛り付けてみました。
究極シンプルな料理もお手のものです!
他にも煮物や冷や奴などのおかずを盛ったり、 お酒の時間にはおつまみを入れたりと大活躍してくれます!
スタイリッシュな印象でテーブルのアクセントにもなります。
ぜひ、皆さんもちょっと奮発して、お家で高級気分を味わいませんか?
気になった方はこちら「銀彩」