今日のこだわりポイントは「季節感」です。
柔らかい陽ざしに春の訪れを感じる3月のはじめ。
駆け足であっという間に過ぎてしまう春は、
優しい色味や軽やかな触り心地の器を手に取りたくなる頃。
季節の移ろいの味わい方は、旬の食材や料理を頂くだけではなく、
盛りつける器との相性によって、季節を表現できます。
春めく食卓づくりをしてみましょう。
食卓で季節感を表現する3つのポイントは、「色・柄・質感」です。
器選びをはじめる前に、まずは春の旬を思い浮かべてみましょう。
春を表現する「色・柄・質感」
1.色
季節ごとに似合う色のトーンや雰囲気をふまえて
寒色系・暖色系の中でも季節らしさを表す色選びをしてみましょう。
寒色・暖色ともにソフトなトーンの淡い色使いが◎
水色など爽やかさのあるブルーやグリーンの寒色系。
桜や菜の花など陽気さと穏やかさを感じさせる暖色系。
寒色系: 青磁 / アイスブルー / 錆青磁 / トルコ / ミント etc.
暖色系: モカ / 薄紅 / からし / レモン / 黄 / 桜 / レモングリーン etc.
2.柄
季節とリンクしやすい柄物は、
旬の食材を取り入れるようにアクセントで使うことで季節感がより印象に残ります。
春が旬の草花・生き物・食材
例:桜 / 桃の花 / 梅 / ウグイス / ヒバリ / ツバメ / いちご / さくらんぼ / ハマグリ / 葡萄 / 鯛 / 桜エビ etc.
3.質感
春らしい器は軽やかさと、光沢のある釉薬、温かさの感じるマットな質感や陶器素材もバランスよく取り入れることで
季節の変わり目を表現することができます。
つやのある釉薬で涼しげな食卓を。
明るい色もマットな質感で少し落ち着いた印象に。
これらのポイントを意識して器選びをすると、
自然とまとまりのあるコーディネートが組めますよ。