今日のこだわりポイントは「手仕事への愛情を生む和皿」です。
器に対して美しさを感じるポイントは人それぞれですが、
「手仕事への敬意」をもって愛でるのも、器の楽しみ方のひとつです。
民藝のように、実用性はもちろん、地域ならではの独自の色や形に
風土や自然の恵みを生かした器こそ美しい、という価値観は私たちの暮らしを豊かにしてくれます。
「やきものの町」瀬戸で生まれたマルミツポテリの器づくりも、
伝統ある土や釉薬選び、昔ながらに受け継がれている技法も多く取り入れています。
機械だけに頼るのではなく、人の手が加わることによって、
器が纏う雰囲気は、どこか懐かしさがあったり、ぬくもり感じるデザインになります。
そんななかでも日本独特の食文化に合わせて作られた和皿は、
表情が豊かで独特の質感があります。
有機物を含んだ土物は多孔質でざらざらとした手触りで、
同じように仕上げても、それぞれ表情が異なるように器の持つ力が強く、
余白をたっぷりと生かした盛り付けでも、さみしい印象にならないのが特徴。
素材を生かした和食はもちろん、
洋風な肉料理や魚料理、オードブルなどもモダンな雰囲気を演出でき、よく似合います。
素材を引き立てる和皿を食卓に取り入れてみましょう。