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旬の食材で涼を得る薬膳の考え

August 08 2021

厳しい暑さが続く8月。

冷たい飲み物や食べ物が美味しく感じられますが、食べすぎると体調を崩してしまいます。

夏バテで食欲が落ちても、この時期に旬を迎える夏野菜なら、さっぱりしていて食べやすいですよね。

薬膳では昔から食材には薬と同じ効果があると考えられてきました。

旬の野菜を使った料理は美味しいだけでなく猛暑を乗り切る為の良薬となっているのです。

 

Manicarette 10" plate × ゴーヤチャンプルー

 

Remolo 9" bowl × ズッキーニと鶏肉の甘酢あんかけ

 

Marineria 23.5cm coupe plate × ラタトゥイユ

 

R.B.B.C. 26cm platter × ミントが香る胡瓜のサラダ

 

ゴーヤ・ズッキーニ・トマト・茄子・胡瓜などの夏が旬の野菜は体を冷ましてくれる「寒涼性」食材。

薬膳の基本となる中医学では体を冷ます食材を「寒涼性」、温める食材を「温熱性」、どちらでもない中立な食材を「平性」といいます。

特にゴーヤチャンプルーの具材(ゴーヤ・豆腐・豚肉など)は寒涼性がほとんどです。

夏の食欲がない時に寒涼性の料理を美味しいと感じるのは、自然と体が欲していたのかもしれませんね。

 

 

ただ夏に旬を迎える野菜が全て寒涼性かというとそうではなく、

唐辛子・茗荷・大葉などは温熱性で、とうもろこし・枝豆は平性です。

 

夏の健康維持には薬膳の知恵を使った「寒・温・平」のバランスのとれたメニュー作りが大切ですね。