ある作品に対して最も感情が高まった(ピーク)時の印象と最後(エンド)の印象で作品全体の印象を判断する。
これを「ピークエンドの法則」と言います。
映画などクライマックスの見せ方やラストシーンへと続くストーリーで終わり方が感動的な作品の場合、
ピークとエンドの良い部分が強く印象に残り、その作品自体が良い作品と判断されます。
料理の世界でも同じことが言え、
メインとデザートを印象的な見せ方をするとそのコース料理は高評価を得られます。
多くの飲食店はメインとデザートの器にこだわりを持って選ばれると思います。
そこで今回はコース料理を締めくくる印象的なデザートプレートを4点ご紹介します。
Plisse 11" plate
「プリセ」はイタリア語で織物のひだ「プリーツ」のこと。上品なプリーツをイメージして作られたプレートです。
均等にあしらわれた起伏のあるプリーツは、丸型のリム皿とは異なる盛り面との境界線を表し、テーブルを華やかに演出します。
Drappeggio 27cm plate
「ドラペッジョ」はイタリア語で掛け布のひだ、「ドレープ」の意味。
厚手の布を垂らした時にできるゆったりとしたひだをイメージしました。
白磁の硬質感と冷たさの中に、布をかけた柔らかさと温かみを表現させた造形美の際立つプレートです。
Cornet 10" plate
円錐形のコルネをモチーフにしたレリーフが美しい、デコラティブなアンティーク調のプレート。
陶器素材のやわらかな白色はなんとも優しく、テーブルに花を咲かせます。
Puddle 11" plate
「パドル」は英語で水たまりの意味で、山間にできる湖をイメージしたダイナミックなプレート。
縁に設けられた溝から盛り面へと続く曲線とエッジのコントラストが特徴的で、デザートの存在感が際立ちます。
クリスマスコースの物語を締めくくるデザート。
今年はより華やかに、より印象的に仕上げてみませんか。
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