Mint
ミント
風を感じる華やかなプレート
春の風に気持ち良さそうに揺れるミント。
太陽に照らされた瑞々しい葉っぱに甘く爽やかな香り。
生き生きとしたミントは見ているだけで元気がもらえます!
春夏の空気感までも閉じ込めたような大人っぽいプレートができたら、、、
という思いから企画が始まりました。
小さくて可愛らしいだけでなく庭で摘んで花瓶に挿しておくと
いつの間にか根がでているという力強さも持つミント。
ヨーロッパでは古くから料理に使ったり、
床に散りばめて香りを楽しんだりと生活の中で使われていたそうです。
日本の暮らしの中でも身近で、料理やお菓子のアクセントになる存在。
そんなミントの花言葉は「温かい心づかい」「かけがえのない時間」など
誠実であたたかな気持ちを表す言葉が多いです。
ミントプレートも使うたびにあたたかな気持ちになって頂けると嬉しいです。
サイズは200プレートと160プレートの2サイズ展開。
200はケーキやトーストプレート、160は取皿として企画しました。
1枚で使っても可愛いですが、お手持ちのプレートと重ねて
アンダープレートとしてミントを見せる器使いもおすすめです。
《ミントの装飾》
デザインの一番のこだわりはミントの装飾です!
風が感じられるふわっとした葉の動きや配置のリズム感をスケッチで何度も描き、
とことん写実にこだわりました。
葉の細かい作り込みは石膏の型に粘土をはりつけて作っています。
葉の重なりや葉脈の太さにまで気を配り、ヘラを使って仕上げました。
葉を盛り上がらせる事でメリハリを出し、
小さな空間の中にも奥行きが感じられます。
《プレートの形状》
皿の縁は3mmと薄作りにして、すっきりとした見た目に。
品がある華奢な雰囲気を大切にしながらも、
窮屈に感じさせない工夫はプレートの縁のミントの葉にあわせて
ぽこぽこっと飛び出ている部分です!
全体的に動きがでることで大らかな広がりを持たせています。
フラットな面と片方だけに施された装飾はそれぞれを強調し、引き立て合います。
凹凸装飾が魅力の食器を使うとき、気になるのが重なり具合。
装飾を傷つけずに何枚も収納できたら嬉しいなと思い、
裏のハマを小さくデザインし、装飾とぶつからないようにしています。
重なりが良いので重ねた時も気持ち良いです。
《釉薬の色》
色は、海外の食器からヒントを得て作ってもらった新色です!
上から時計まわりに、ライトグレー、ブラウン、ダークグレー。
はっきりとは言い表せないニュアンスのある色展開で
フランスのパリを思わせるような大人な雰囲気に仕上がりました。
葉脈や凹んだ部分の装飾に釉薬が溜まり、
濃淡でミントが立体的に浮かび上がります!
透明感のある釉薬によってミントの繊細な彫刻が美しく見えるのがポイントです。
一枚あるだけで華やかになるミントプレート。
トーストやキッシュ、ケーキなどの焼き菓子を盛りつけたり、
アンダープレートとして重ね使いするなど
食卓のアクセントとして食事の時間を楽しんでいただけたらと思います。