お正月は特別感があり背筋がすっと伸びます。
新しい年を迎え、清々しい気持ちで家族揃って食卓を囲む朝、
前日から準備していたおせち料理を並べてお雑煮を作ります。
お雑煮は、富をもたらすという歳神様に供えた餅や農作物を煮込んで食べたことが始まりです。
日々に感謝をし、一年間の幸せと健康を願って食事をする「日本の心」として受け継がれる大切な文化です。

日常でもお正月などのお祝い事にも使っていただきたい花柚子の碗。
蓋物は蓋を開けた瞬間に閉じ込められていた豊かな香りが広がり、楽しませてくれます。
花柚子シリーズはそこからイメージを膨らませ、
添えられた柚子がふわっと香る爽やかな食事の場面を思い描いて企画されています。
シリーズ名にもなっている植物の花柚子は、皮だけでなく花も料理に用られるほど香ります。

「花開いた形のデザイン」
すっきりとした花形が可愛らしい印象で、存在感があります。面を削ぐデザインにすることで側面の線が際立ち、華やかな印象になっています。
口元に行くほど広がりを持たせて品のある形に仕上げ、薄作りで軽やかです。
碗は手で持って食事をするため、持ちやすさにこだわっています。
碗の高さが低いので安定して美しく持つことができます。蓋を置く部分をできる限り薄くして、繊細さを表現しています。


「落ち着きのある色」
花の形状が美しく見え、お料理も引き立てる色味を選んでいます。




晴れた冬の朝のような美しさの「青白磁」、ぱっと明るく映える「からし」、個性的で上品な「紫」。そしてシックな「窯変黒」。
窯変黒はよく見ると釉薬の結晶が様々な色に光っています。黒の中にも虹色に見える部分があり表情豊かです。
吸い物、お雑煮、煮物、ぜんざいなどの料理が品良く使える色展開です。

「愛らしい花のロゴ」
裏ロゴには大きく花柚子の花を入れています。こちらまで香りが届きそうな花に仕上げるため、
凸装飾でふっくらと浮きあがらせ、愛らしい花になっています。

蓋を開ける前のドキドキや、開けたとたんにふわっと香る美味しそうな匂い、
目に飛び込んでくるお料理、、、蓋物の魅力をたくさん感じてみてください。