TONELET
トヌレ
素朴な副菜の器
ご飯に味噌汁、主菜をプレートに盛りつけて、最後のちょっとした一品は何の器にしようかな、と思ったときについ手にとりたくなる小鉢。
素朴で温かみのある雰囲気と、空間に収まりやすいコンパクトな形が他の器との相性も良く、使いやすいシリーズです。
たくさんの器が所狭しと並ぶ、一汁三菜の食卓はコーディネートも楽しみの一つです。
献立に合わせて大きさと形を決め、素材や色をしぼりこんでその日に使う食器を選びます。
食器棚に並ぶお気に入りの器を見ていると、目に入りやすい主役級のものにまず手を伸ばしてしまうのですが、
それを支える縁の下の力持ちのような器も必要になってきます。
トヌレは言ってしまえばそんな脇役の器。
一汁三菜の食卓の中での使いやすさを考えてつくりました。
トヌレはフランス語で小樽という意味で、樽のように少し張り出した切立の形から名付けました。
飯碗や皿、鉢など、器をたくさん並べるときに、この円柱型で少し高さのあるコンパクトな形がちょうどよく収まります。
縁はぽってりとさせ、側面に丸みをつけることで、切立型でも温かみを感じられるバランスにこだわりました。
シンプルな形だからこそ、土は素材感がたっぷりの荒土を選びました。
特に口元には土の質感がよく現れています。
色は粉引、オリーブ、ビターの3色。
いずれも料理や他の器と合わせやすい色を選びました。
粉引はぽってりとした温かみのある黄みがかった白。
オリーブは黄みがかった渋いグリーン、ビターはこってりと深みのある飴色です。
赤みがあり、ざらざらとした土の粒が、粉引や釉薬の色をより味わい深いものにしています。
3.5寸鉢は納豆やおひたし、白和え、煮物などを入れるのにぴったりなサイズ。
2.5寸鉢には煮豆や珍味をちょこっと入れて。
いつもの食卓を支えるおかずをトヌレに盛り付けてみませんか。