The Cuisine in "AWAKENING OF LIFE"
たけのこと新玉ねぎ、イサキのグリル
啓蟄は3月6日から3月20日まで。
啓蟄とは土の中にこもっていた虫たちが地上に出てくること。
そのくらい、これまでの寒さが和らぎあたたかくなってくる頃ということ。
自然も私たちの暮らしも明るく活気づくいてくる時。
今日は生命力あふれる春の恵みに感謝しつつ、
いつもより丁寧に食卓を整えて食事をしよう。
新鮮な素材をそのままグリルするだけのシンプルな調理法は、
おいしいのはもちろん見た目にも華やか。
オーブンに使える、3色のプレートを使ってそれぞれを皮ごとじっくり焼き
食材の旨みを存分に味わいたい。
白くてやわらかいたけのこは、この季節だけの贅沢。
和食もいいけれど、今日は手作りのジェノヴァペーストをつけて食べてみる。
メインのイサキのお腹にローズマリーとタイム、潰したにんにくを詰めて。
おいしい塩とオリーブオイルをかけたらオーブンに入れるだけ。
たけのこにつけるジェノヴァペーストを作る。
新鮮なバジルに松の実、にんにく、オリーブオイルをすり鉢で潰してペーストにする。
すり鉢で作ると、食材の存在感を程よく残して仕上げられるのがお気に入り。
新鮮なたけのこを面倒な下処理なしで皮ごとオーブンに入れるだけ。
焼きたてを半分に切り、表面にほんのり香ばしい焼き目をつけて仕上げる。
オーブンで焼いただけの玉ねぎはジューシーでやわらかい。
味のポイントはパルメジャーノと軽く煮詰めたバルサミコ酢のソース。
オリーブオイルやにんにくがイサキの旨味と合わさっておいしいソースになる。
焼き上がったらそのままテーブルに。ハーブの香りも効いていておいしそう。
全部オーブンでグリルするだけで驚くほど簡単。
ひと手間かけて作ったペーストやソースで変化を楽しめたのも良かったな。
量が増えても準備が楽だからおもてなしにも使えそう。