The Cuisine in "A TIME OF THAW"
カリフラワーとホタテのグラタン
雨水は2月19日から3月5日まで。
少しづつ暖かくなり雪が雨に、氷が水になる雪解けの頃のことなんだって。
「三寒四温」という言葉はこの時期のもので春が来たと思った次の日は、
また真冬に戻ったかのような寒さになったりすること。
そんな気候を繰り返しながら、本格的な春に近づいていく。
春が近づいてきているとはいえ、やっぱりまだ温かい食事がうれしい。
今週末はグラタン好きの彼のために、本格的なベシャメルソース作りに挑戦してみる。
普段は外食が多くて、料理を作ってあげられていないし、
気に入って買い集めた食器をなかなか使いこなせていないから。
ちょうど今が旬のカリフラワーをたっぷり入れたやさしい味のグラタンにしよう。
旬のカリフラワーをホタテと合わせてグラタンにする。
カリフラワーは加熱してもビタミンCがこわれにくく、
糖の代謝をうながしたり、疲労物質を排出するビタミンB1も多く含まれているんだって。
弱火でバターをとかし、ふるった小麦粉を入れてよく混ぜる。
牛乳を数回にわけて加えてそのつど木べらでよく混ぜていく。
温めておいた牛乳を入れるのがポイントなんだとか。
塩こしょう、ナツメグで味をととのえる。
ソースはブイヨンでのばしてクリームシチューにしたり
オムライスのソースにしてもおいしそう。
ベシャメルソースがおいしくできたら完成したも同然。
チーズをかけてオーブンで色よく焼く。
さっぱり味なので、大きめのグラタン皿を使ってたっぷりと。
バーニャカウダ用に、固めに茹でたプチヴェールにトレビス、
ラディッシュ、スナップえんどうなど彩りの良いものを。
プチヴェールはあまり食べたことがなかったけど、
実はみかんと同じくらいの糖度があって上品な甘みがするみたい。
グラタン皿をのせるアンダープレートがお気に入り。
焼き上がりを待つグラタンへの期待が高まる。
こういうちょっとした演出が大事。
グラタンが焼き上がるまではワインとバーニャカウダを楽しむ。
アンチョビとにんにくをきかせたソースをキャンドルで温めながらいただく。
温かいソースは香りがよくて、野菜がいくらでも食べられる。
丁寧に作ったベシャメルソースは、やさしい味がして大満足。
外食もいいけれど、いつもよりゆったりと食事の時間が過ごせたかも。
料理に合わせてテーブルセッティングするのって楽しい!