雨水は2月19日から3月5日までの間、少し寒さが和らぐ頃のこと。
冬の間に乾燥していた空気や冷たく締まっていた土を、春の雨が潤していきます。
春は貝がおいしい季節と言われていて
はまぐりはこの時期に欠かせない楽しみな食材です。
はまぐりと言えば3月3日に桃の節句、ひな祭りがありますね。
心も明るくなるような陽気がうれしい季節。
旬のはまぐりを使って、目からも春を感じるひな祭りのテーブルを整えましょう。
二枚貝のはまぐりは、同じ貝の殻しかきちんと合わないことから
ぴったり合う良い伴侶と巡り会えるようにと、ひな祭りに欠かせない素材になったそうです。
はまぐりはお吸い物としてよくいただきますが、
今日は菜の花と一緒に酒蒸しにして、他にはない上品な旨味を味わいます。
ひとつひとつ表情が違って、見ているだけでも楽しい手まり寿司。
赤カブのお漬物を丸く型抜きして花びらのようにしたり、
裏ごした卵の黄身で和える「菜種あえ」という方法で旬の鯛のお刺身を和えたり。
すっきりとして軽やかなお重に詰めるだけで、華やかさがアップします。
ハウス 長角二段重
子供たちも大好きな茶碗蒸しは定番の鶏肉、えび、しいたけを入れて。
まだ肌寒いので、温かい茶碗蒸しを汁物代わりに用意しました。
茶碗蒸しはそれほど頻繁に作らないので、器は汎用性のあるものを。
副菜やプリンなどのデザートにも使えるものがおすすめです。
ファーマーズ 蓋付きココット
ヴァプール 蒸し碗
はまぐりと菜の花の酒蒸しは、あさりで作るものとはひと味違う上品な味。
お祝いのテーブルにも合う特別感があります。
淡い青磁の大皿は伝統的な技法を用いながらも、ナチュラルで洗練された雰囲気。
春の食材のやさしい色を品よく引き立ててくれます。
アポロニア 11"ディナープレート