スパーツィオSpazio

「なめらかな曲線が生み出す余白が、料理を美しく演出する」

余白は料理の見え方に影響を与える大切な部分。
余白を広くとることで、洗練された上品な印象を演出することができます。

イタリア語で宇宙や空間を意味する、「スパーツィオ」。
なめらかな曲線を描きながら広がるボウルは、そんな余白を生かした盛り付け方にぴったりな器です。
中央に控えめに料理を盛り付けると自然とまわりに空間ができあがり、料理へ自然と目線がいきます。

サイズはボウルLとボウルMの2種類があります。

ボウルLはメインディッシュやパスタ、サラダ。

 

ボウルMにはデザートや前菜。

魚料理や肉料理、彩り豊かな前菜やデザートもモダンなデザインが受け入れてくれます。

 

スパーツィオは中央から外に向かって、なめらかな曲面が広がっていきます。

そして縁取りのシャープな段がなめらかな曲面との対比となり、全体の印象をぐっと引き締めます。
角を強調しているので、釉薬の変化や焦げがその部分に出やすくなっています。

色はアイボリー、黒、グリーンの3色展開。
シンプルな形だからこそ変化のある色や釉薬の質感が、余白から見える器の景色も楽しませてくれます。

アイボリーはセミマットな質感の、グレーがかった落ち着いた白系の色。
焼成の具合などによって、青白さが目立つものや少し黄味のある落ち着いた雰囲気のもの、といった幅が出ます。

 

黒は少し金属調の質感の色味。
金属感やマットな質感はひとつひとつ出方が異なり、角や縁には少し艶が出やすい釉薬です。

 

グリーンは白っぽいもやもやが緑と混ざり合ったようなマット釉です。
緑の発色が鮮やかなものから、落ち着いたグレー寄りの緑まで、同じ窯で焼成しても中で温度の違いがあり、このような変化が生まれます。

 

基本的には縁の段で重ねることができます。
ただ釉薬の種類によって焼いた時の縮み方が違うため、サイズに差があります。
アイボリーとグリーンに比べ、黒はやや小さめに焼き上がります。

そのため違う色同士を重ねるとこんな感じで差が出ます。
アイボリーやグリーンの上に黒をのせるときには、縁の部分ではなく高台部分が接して重なります。

ちなみに特別感ある料理以外にも、ボウルLでカレーや中華のよだれ鶏、ボウルMで麻婆豆腐や煮物にも使えます。

マルミツポテリの社食でLサイズをつかってカレーを食べてみたところ、縁の段のおかげで最後の米一粒までスプーンで掬いやすかったですよ。

シャープでモダンな印象のスパーツィオのボウル。
すっと立ち上がる姿はテーブルの上で綺麗に見え、レストランはもちろん、家庭での特別な日の一皿にもおすすめです。

WRITTEN by Maori Ota

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