マルミツ社員食堂ー和食と器のいい関係ー

2014/07/15

毎年お取り引きのある飲食店様を中心にお招きするソボカイパーティですが、

より皆様が気軽にご参加いただけるように、より知識を深めて頂けるようにと、

今年は講座とマルミツ社員食堂での食事と二部構成に趣向を変えて開催となりました。

第1回目のテーマは「和食」です。

 

2013年冬、世界無形文化遺産に「和食」が決まったことをうけて

いま話題の和食を知っていただくきっかけになればと、

ソボカイが考える和食について、5つのポイントに沿っての講座を行いました。

 

 

和食らしい調理の考え方とは?

栄養バランスへの気配りとは?

季節や行事と食事について

提供と盛付について

食べる時の考え方とは?

 

 

初めて知る内容だったとお話頂く方もいれば、

もともと知っている内容でも基本は忘れやすいものだから、

思い返すきっかけになってよかったと、

和食業態の方やコーディネーターの方からもそんな感想を頂きました。

 

 

お待ちかねの食事の時間です。

こちらは普段のマルミツ社員食堂にお招きする形ですが、

小道を造ったり、のれんを下げたりと、

和食処らしい雰囲気作りを細かく行っておりました。

 

提供させて頂いたのは夏らしい食材を使った一汁四菜の料理ですが、

器が変わると印象も変わります。

飲食店様を中心にお呼びするので、

それぞれの卓上に四季を想起させる器の組み合わせを行い、

見た目にも驚きや華やかさのあるものを並べてご覧頂きました。

 

 

 

春の卓上

花々や草木の芽吹きを感じさせる形、

ピンクや緑、霞がかった柔らかな色、

あたたかさを感じさせる土ものの器を中心に。

 

 

夏の卓上

睡蓮の葉、波や湖を模した形、

白や青系の色を中心に涼しげな色、

すっきりとした印象の白磁やガラスの器を中心に。

 

 

秋の卓上

実り枯れていく季節の葉の形、アンティークな印象の形、

赤、茶、ベージュ、金属感のあるしっとりした色、

質感や色味の幅を出しやすい土ものの器を中心に。

 

 

冬の卓上

季節行事の正月を意識して、伝統的なふたものやひさご、扇、菱形を。

漆のような高級感のある赤や黒、緑。

上質な印象のある手作り感を出しやすい土ものの器を多用。

 

 

器の組み合わせをお食事前や食事後に器を戻して見て頂く時間も設けましたので、

皆様お写真を撮られたり、器に対する質問が上がったりと、

今後の皆様のお店などでご利用頂くきっかけになったかと思います。

 

 

少人数で食卓を囲んだので、食事中も器の取扱いや組み合わせについてなど、

細かくお伝えすることが出来ました。

実は先日お店にいったんですよ、なんて交流も起きていました。

 

今後もテーマを変えて数ヶ月に1回のペースで行う予定ですので、乞うご期待下さい。