マルミツ社員食堂「WWC」

2015/02/06


1月の終わりに開催したマルミツ社員食堂のテーマは、

「ワールドワイドコーディネート」

ここ数回は講座+社食の形式でしばらく行ってきましたが、

今回は少し趣向を変えて、参加者の皆様にワークショップに参加して頂きました。

 


ワークショップの内容は、ある実在するお店の紹介文とお店の写真が載った資料から、

そこで使われている器や盛りつけを想像して頂くというもの。

 

こちらで任意に分けた5つのグループで、

それぞれ違うお店をテーマに行って頂きました。

 


気合いを入れるためにそれぞれエプロンを付けて頂いた後は、

 


普段使うことがないくらいの沢山の器の中から選んでは、

 


どのように盛りつけようか悩み、

 


時間制限がある中、皆様真剣に作業されていました。


終わった後は、飲食店様やコーディネーター様ならではの

見応えのあるそれぞれの器使いや、

テーブル毎にテーマが変わる事で印象が変わる様子をご覧頂きました。

 


沢山の器と、9種類もの料理を組み合わせて、

テーマに沿いながらも自由に楽しんで頂きたい、

器の可能性を感じて頂きたいという思いで生まれた今回の企画。

 


口々に、こんなに沢山の器から選べるのが楽しく、嬉しい。

同じ料理なのに、まったく違う印象に感じるなんて器ってすごい。

と、予想以上によい反応を頂けました。

 

普段自分たちのお店使い用で器を考えるときとは異なるような業態だったり、

違う角度から行われる組み合わせを見て頂くことで、

刺激になった部分もあったのではないでしょうか。


食事の後は他のテーブルはどんなテーマでやっていたのか、

お店の詳しい紹介や使えるアイデアもご紹介する、倉庫内のミニツアーも行いました。

今回のテーマは5種類。

・デンマーク:「ノーマ」ニューノルディックキュイジーヌ

質感のある器、グラデーションを感じる重ね使いのトレンド


・ポルトガル:「ヴィラホヤ」オーヴェルジュ内のフレンチ

高級感を感じる質感のある黒と、変形の白磁の器の組み合わせについて

 


・ニューヨーク:「ロサンジン」懐石料理

伝統的な色や形の和食器と、変形の白磁の器の組み合わせについて

 


・イギリス:「ワハカ」メキシカンデリカフェ

カルメックス、テクスメックスというカジュアルなメキシカンの流行予想

シンプルな形や色と素朴、土感のある器の組み合わせについて

 


・ロサンゼルス:「グラティチュード」ビーガンカフェ

カラフルな色使いをうまく行うには(寒色系と暖色系に分ける、中間色の使い方)

 


今回は15名定員のところを大きく越えるご参加希望があり、

26名のお客様とスタッフという大所帯でのイベントとなりました。

定休日を利用してのご参加も多かったと伺っております。

わざわざお時間を割いてご参加頂き、ありがとうございました。


ご都合が付かなかった方を始め、次回開催にぜひご期待下さい。
よろしくお願い致します。

マルミツ社員食堂ー土鍋の秘密ー

2014/08/28

 

テーマに沿った30分講座と社員食堂での食事を楽しんで頂く、ソボカイ社食。

8月の終わりに開催した今年2回目のテーマは「土鍋の秘密」

飲食店や料理教室、小売店を経営されている顧客様、17名の方にお越し頂きました。

 

 

「土鍋で炊いたごはんが美味しいのは何故か」という導入から始まり、

・遠赤外線効果について

・熱伝導率の低さゆえの利点(ゆっくりとした加熱時間、保温)

・保湿効果について

なんとなく知っている知識を改めてひもといて、詳しく説明させて頂きました。

さらに、「そもそもなぜ直火でも使用が出来るのか」という構造上の秘密も。

 

講座中の30分の間に固形燃料で炊き上げた、土鍋ごはんも試食して頂き、

「甘い!」という驚きの声が沢山あがりました。

1号炊きの小鍋を使いましたが、

20分用の固形燃料を使って火加減の調節もなく卓上で炊けてしまうので、

色々な方に試して頂けそうな内容でした。

 

 

 

 

そしてお待ちかねの社員食堂は「シェアリング」をテーマにした、

緑あふれる大テーブルでの取り分けスタイル。

時間を、空間を、食事を、美味しいや楽しいという感情を、

周りの人と分かち合うことを前提にして、バイキングとはちょっと違う世界観を作りました。

 

もともと土鍋は1つの鍋を囲んで取り分け合う料理が多いので、

今回のテーマとも親和性のあるスタイルなのです。

土鍋というテーマを聞いていたので、

こんな風に食事出来るとは思わなかったとの驚きの声も頂きました。

 

 

分け合う料理は土鍋や耐熱陶器で提供させて頂き、

知らない人同士でも、協力して料理を分け合うことで、

自然と会話が生まれて、賑やかな空間となりました。

 

温かいものはあたたかく、冷たいものは冷えた状態で。

蓋を開けた時に立ち上る湯気や香りに、驚きの演出も出来る。

直火だけでなく実はオーブンもレンジも使える。

そんな土鍋の魅力も存分に味わって頂けたのではないでしょうか。

 

 

小鍋で料理を提供しよう。土鍋で取り分けのパスタを出してはどうか。

パーティをこんな雰囲気でやってみたい。

誰がメニューを考えているのか、隠し味のスパイスは何だろう。

など、食事を通しての会話も沢山生まれました。

 

 

お客様からは夏の最中なのに、

土鍋というテーマが不思議だったとの声も、実は沢山ありました。

少し先の季節を考えてメニューや導入商品を考えている飲食店や小売店にとっては

この時期に開催することに意味がある、とお伝えしてご参加頂き、

それぞれのお店に使える内容を通して、楽しんで頂けたのではないかと思います。

ご来社頂いた皆様、ありがとうございました。

 

次回のマルミツ社員食堂は、またテーマを変えて来年の初め頃を予定しております。

ご都合がつかなかった方をはじめ、次回開催にご期待ください。

 

宜しくお願い致します。

マルミツ社員食堂ー和食と器のいい関係ー

2014/07/15

毎年お取り引きのある飲食店様を中心にお招きするソボカイパーティですが、

より皆様が気軽にご参加いただけるように、より知識を深めて頂けるようにと、

今年は講座とマルミツ社員食堂での食事と二部構成に趣向を変えて開催となりました。

第1回目のテーマは「和食」です。

 

2013年冬、世界無形文化遺産に「和食」が決まったことをうけて

いま話題の和食を知っていただくきっかけになればと、

ソボカイが考える和食について、5つのポイントに沿っての講座を行いました。

 

 

和食らしい調理の考え方とは?

栄養バランスへの気配りとは?

季節や行事と食事について

提供と盛付について

食べる時の考え方とは?

 

 

初めて知る内容だったとお話頂く方もいれば、

もともと知っている内容でも基本は忘れやすいものだから、

思い返すきっかけになってよかったと、

和食業態の方やコーディネーターの方からもそんな感想を頂きました。

 

 

お待ちかねの食事の時間です。

こちらは普段のマルミツ社員食堂にお招きする形ですが、

小道を造ったり、のれんを下げたりと、

和食処らしい雰囲気作りを細かく行っておりました。

 

提供させて頂いたのは夏らしい食材を使った一汁四菜の料理ですが、

器が変わると印象も変わります。

飲食店様を中心にお呼びするので、

それぞれの卓上に四季を想起させる器の組み合わせを行い、

見た目にも驚きや華やかさのあるものを並べてご覧頂きました。

 

 

 

春の卓上

花々や草木の芽吹きを感じさせる形、

ピンクや緑、霞がかった柔らかな色、

あたたかさを感じさせる土ものの器を中心に。

 

 

夏の卓上

睡蓮の葉、波や湖を模した形、

白や青系の色を中心に涼しげな色、

すっきりとした印象の白磁やガラスの器を中心に。

 

 

秋の卓上

実り枯れていく季節の葉の形、アンティークな印象の形、

赤、茶、ベージュ、金属感のあるしっとりした色、

質感や色味の幅を出しやすい土ものの器を中心に。

 

 

冬の卓上

季節行事の正月を意識して、伝統的なふたものやひさご、扇、菱形を。

漆のような高級感のある赤や黒、緑。

上質な印象のある手作り感を出しやすい土ものの器を多用。

 

 

器の組み合わせをお食事前や食事後に器を戻して見て頂く時間も設けましたので、

皆様お写真を撮られたり、器に対する質問が上がったりと、

今後の皆様のお店などでご利用頂くきっかけになったかと思います。

 

 

少人数で食卓を囲んだので、食事中も器の取扱いや組み合わせについてなど、

細かくお伝えすることが出来ました。

実は先日お店にいったんですよ、なんて交流も起きていました。

 

今後もテーマを変えて数ヶ月に1回のペースで行う予定ですので、乞うご期待下さい。

ソボカイパーティ2013③

2013/07/11

6/17(月)ソボカイが主催する顧客様向けのイベント、

ソボカイパーティが本社にて行われました。

ご参加頂いた皆様本当にありがとうございました。

レポート3回目最後はパーティ編です。

 

 

~パーティ~

メインイベントのパーティは二部構成。

前半が皆様のお店を自己紹介して頂くアピールタイム、

後半は料理を召し上がって頂きながらの交流時間でした。

 

スターターは新商品の試験管型の器「プロヴェッタ」に入れたにんじんのムース。

次はどんなメニューが出てくるのか、期待をさせてくれる器使いの提案です。

飲み物を召し上がりテーブルの方とお話をしながら、自己紹介の番を待たれていました。

 

 

嬉しい事に昨年のソボカイパーティに引き続き、

2年連続でご参加頂いたお客様もいらっしゃいました。

前回ご参加された時に意気投合された他店舗の方に紹介を受けて

看板ヤギを飼い始めたとのお話もでて、

皆様が交流し繋がる場所に出来たらと昨年から思い描いていたことが

着実に形になっていた事を知ることが出来ました。

 

 

ランダムに指名されるアピールタイムを前に少し緊張されていたかもしれませんが、

皆様とても興味深そうに他店舗の方のお話を聞いていたり、

感嘆の声や笑い声もあふれたりと、楽しい雰囲気で終わる事が出来ました。

 

あの人はこんなお店をしているのか、この人と話がしたいと思う素敵な自己紹介ばかりで

後半の盛り上がりを予感させる前半となりました。

 

 

21組のアピールタイムが終わった後は第二部、食事をしっかりとりながらの交流会です。

提供用の器はもちろんソボカイのオリジナル。

各テーブルは倉庫内ディスプレイでの組み合わせ提案にあった、

各国の器使いに合わせた取り皿に取り分けるスタイルでお出ししました。

印象的な変形の大皿など普段は取り皿に使わないサイズが意外に使い勝手がよかったと

驚かれる方もいたのではないのでしょうか。

 

「地産地消」をテーマに東海三県を中心においしい食材を仕入れて

何度も試作を繰り返しながら組み立てられたメニューは、

今年も直営店の「食堂ペコリ」「マカロニカフェ&ベーカリー」の2店が

力を合わせて提供させて頂きました。

 

料理人の皆様にお出しするのはとても緊張するのですが、

料理のうんちくに耳を傾けて頂いたり、メニュー表を撮影される方がいたり

美味しいとの声に一同ほっと胸を撫で下ろしておりました。

 

 

実は、昨年は立食スタイルでアピールタイムと食事の時間の区切りを作らなかったので

話を真剣に聞いていると食事を取りにくかったとのご意見もあり、

二部制にして着席スタイルのパーティに変更しました。

 

今年の着席スタイルはテーブルの方中心に深い話が出来たとの嬉しいご意見を頂戴し、

昨年の立食スタイルは食事を取りにくかった代わりに多くの方と交流出来た良さもあり、

一長一短ありますが皆様から頂いたご意見をもとに

来年開催する際はよりよいイベントに出来たらとお考えております。

 

他にも至らぬ点が多々あったとは思いますが、

暑い中、貴重なお時間を割いてご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。

また、今回ご参加出来なかった方や、このレポートを見て気になって頂いた方は

次回のソボカイパーティにぜひご参加頂ければ幸いです。

 

これにてSOBOKAI PARTY 2013レポート終了です。

ソボカイパーティ2013②

2013/06/28

6/17(月)ソボカイが主催する顧客様向けのイベント、

ソボカイパーティが本社にて行われました。

ご参加頂いた皆様本当にありがとうございました。

レポート2回目は銅版絵付け体験編です。

 

 

〜銅版絵付け体験〜

オリジナリティを出す方法としてマルミツ陶器がおすすめしているロゴ入れ。

その方法の中に今回皆様に体験頂いた銅版転写で絵付けするものがあります。

耳慣れない方法ですが、銅版を使って和紙に印刷したものを

水を含んだ筆を使って素焼き(1)した器に定着させるという方法です。

(※1 素焼:低い焼成温度で軽く焼き固める方法)

デザインを決めて切って筆で貼付けて紙をはがしてと

力作過ぎて時間ギリギリになってしまう方もいるくらい、

皆様楽しんで頂きながら、とても真剣に作業されていました。

 

 

見慣れた器も皆さんのアイデアひとつで、全く違う雰囲気になっています。

今回は取り皿やパン皿にちょうどよいコルニーチェ6.5"プレートに絵付けして頂きましたが、 キャッシュトレイにします!なんてお声もあり皆様楽しんで頂けたようです。

 

 

昨年制作頂いたグラティネージュソーサーも、

実際に各店様で使われている場面を目にすることもあり嬉しい限り。

シンプルな器にロゴを入れるというひと手間かけるだけで、

お店らしさやこだわりまで表現出来る、

それをお客様にも伝えられることを体感して頂けたのではないでしょうか。

 

マルミツ陶器では様々なお客様にご依頼頂き、

OEMとも呼ばれるオリジナルの器づくりもしておりますので、

方法や必要期間や経費など気になる方はぜひお問合せ下さい。

 

今回絵付けして頂いた器は現在お預かり中で、本焼き(2)したあと
皆さんのお手元にお届けしますので、参加された方はお楽しみに!
(※
2 本焼:素焼した器をガラス質の釉薬をかけて高音で焼くこと)

 

次回の最終回はメインイベント!

自己紹介から始まる、料理を食べながらの交流会の模様をお届け致します。

ソボカイパーティ2013①

2013/06/20

6/17(月)ソボカイが主催する顧客様向けのイベント、

ソボカイパーティが本社にて行われました。

ご好評を頂いた昨年から、さらにブラッシュアップした今年のテーマは

「WORLD WIDE CUISINE 料理で世界一周の旅」

梅雨の晴れ間の暑い中36名のお客様にお越し頂き、

器の組み合わせディスプレイ、銅板絵付け体験、異業種交流的な食事会と

盛りだくさんの内容を楽しんで頂きました。

 

ご参加頂いた皆様本当にありがとうございました。

パーティの詳しい内容はこちらにて全3回でアップさせて頂きます。

 

まずは、倉庫内ディスプレイでの組み合わせ提案です。

 

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日本から西へぐるっと1周、7カ国9つの実在する飲食店を巡り

マルミツ陶器の器で再構成された組み合わせを見て頂こうといった企画。

まだカタログに載っていない新商品も沢山交えてのご案内でした。

 

ベトナム マダムヒエン

・マルミツ陶器の器でベトナムらしさを出すには?

・派手な色味はお店の印象を変える際やメニュー替えに効果的。

 

デンマーク ノーマ

・石や鉄を想像させる無機質感を与える器、質感やレリーフのある器使い。

・器の地産地消をしていこう。

 

ポルトガル ヴィラホヤ

・大胆な変形の白磁器と黒土素材の板皿といった異素材の組み合わせによる効果とは?

・印象的なコース料理のために前菜にインパクトのあるものを。

 

スペインのFAバル(こちらのお店だけ架空です)

・田舎風の色皿やアメ色の器を加えてバル業態の差別化を。

・直火だけでなくオーブンやレンジも使える耐熱陶器について。

 

フランス ローズベーカリー

・自然の土や温かみのある陶器素材の器、レンジやオーブンの使用可能な陶器の紹介。

・カフェで物販を成功させるためには。

 

アメリカ バルサザール

・シンプルな白の皿で伝統的な雰囲気に。

・マルミツらしさを演出する器の紹介。

 

アメリカ レッドドアカフェ

・小物含むカラフルな色使いでにぎやかで明るい店内のイメージを強化。

・磁器は強度もあるので忙しいお店にもおすすめ。

 

日本 千花

・日本と海外の器使いの違いとは

・「日本」らしい素材感のある器使い

 

日本 食堂ペコリ

・季節のメニュー替えと共に器替えを行っていこう。

・器を長持ちさせる使い方の紹介

 

最後は40名の立食パーティをイメージしてディスプレイされた空間へご案内。

皆様、それぞれの組み合わせの写真を撮影されたり質問があがったりと、

器が変わるだけで、料理も雰囲気もお国も変わって見える、

そんな器の持つ演出効果を体感して頂けたようでした。

様々な業種、業態に対応出来るマルミツ陶器の器の魅力を

これからも皆様にお届けしていきたいと思います。

 

 

次回は、オリジナリティのある器づくりー銅版絵付け体験編です。

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