blossom / ブロッサム
和の食卓を華やかにするうつわ
旬の食材を使った和食は素朴でおいしくて、なんだかほっと落ち着きます。
ただ見た目は少し地味になりがち。
そんなとき、色や形に華やかさがあるうつわを1点投入すると、食卓がぱっと華やかになります。
そんな“和の食卓のアクセントになるうつわ” をテーマにこのブロッサムシリーズを企画しました。
[企画のこだわり】華やかな菊型
ブロッサム(blossom)は英語で「花」や「開花する」という意味。
食卓に花が咲くような、華やかなイメージから名付けました。
花型の輪郭は丸や四角の器を並べた食卓のコーディネートのポイントになります。
そして中央に集まっていく放射線状の筋によって、視線は自然と器の中央の料理に向かいます。
横から見たときの形は、可愛らしい丸みのある花をイメージして、料理をやさしく包みこむようにしています。
花びらの間隔や丸み、中央に向かう筋のシャープさなど、ブロッサムの仕上がりの大切なポイントはスケッチや図面で何度も検討を重ねました。
このきれいな花型の形は、職人さんの技術によってつくられた物。
一枚一枚の花びらを手で彫り込んでつくっています。
特に楕円型は難しかったそう。
毎度のことながら職人さんの技術の高さに驚いています。
【企画のこだわり】上品な色合い
ブロッサムは花のような上品さ・可愛らしさのある「粉引」「薄紅」「紫」の3色展開。
「粉引」はミルクのようなやわらかい白色。
白土の上に白化粧という白い土を塗り重ね、さらに透明の釉薬をかけて仕上げています。
縁や花びらの筋など、粉引が薄づきな部分からは地の少し黄みがかった白土がのぞいています。
白化粧をかけることで白土だけでは表現できない、やわらかい色の変化が生まれ、繊細で上品な風合いになっています。
「薄紅」は少し紅をさしたように色づいた、梅や桜、杏などを思わせる淡いピンク色。
釉の薄い部分にほんのりと土の質感や焦げ感が現れます。
そして「紫」は透明感と深みがある色。
釉薬が濃くたまった部分の深い濃紺から、縁に向かって淡い藤色まで、色の濃淡があらわれます。
落ち着いた上品な色味ですが、透明度が高く内側の筋が白っぽくはっきりと見えるので、目を引きます。
実はサンプル段階では他の色も検討していて、泣く泣く選考からもれた物がありました。
・・・そのうちの3色を今回ウェブストア限定で販売することが決まりました!
小鉢、取鉢として使いやすい4.5寸鉢の形です。ぜひ合わせてチェックしてみてください。
【企画のこだわり】料理の盛り映え
6.5寸楕円皿には切り身の焼き魚や、天ぷらなどをのせて。
6寸鉢は煮物や和え物などの盛り鉢として、家族で食べるおかずを入れる。
4.5寸鉢は銘々用。副菜を盛りつけたり、アイスやゼリー、ぜんざいなど、ちょっとしたスイーツを盛りつけるのも似合います。
菊型の形の効果で、中央にさっと盛りつけただけできれいに仕上がります。
お正月など特別な時にもぴったりです。
お料理を盛りつけるとき、おかずのひとつをいつもの食器からブロッサムの皿や鉢に変えてみて、いつもの食卓を少し華やかにしてみませんか。