今日のこだわりポイントは「季節感」です。
ぐっと気温が下がり陽も短くなった冬の始まりは、
柔らかな触り心地や、ぬくもりを感じる温かな色を手に取りたくなる頃。
季節の移ろいの味わい方は、旬の食材や料理を頂くだけではなく、
盛りつける器との相性によって、冬らしい表現が豊かになります。
食卓で季節感を表現する3つのポイントは、「色・柄・質感」です。
器選びをはじめる前に、まずは冬の旬を思い浮かべてみましょう。
冬を表現する「色・柄・質感」
1.色
冬はこの色!という定義はありませんが、
より季節ごとに似合う色のトーンや雰囲気というものはあります。
無彩色・寒色系・暖色系の中でも季節を表現する選び方のポイントです。
クールさや落ち着いた印象を作りだす無彩色。
雪や枯れ木、金属などの冷たい季節を表現する落ち着いた寒色系。
反対に、寒さの印象を和らげ心地よさを作りだす暖色系。
<マルミツポテリの参考色名>
無彩色:白 / グレイッシュホワイト / グレー / ライトグレー / 黒 etc.
寒色系:濃藍 / アイスブルー / ネイビー / ブルー / ダークグレー etc.
暖色系:ベージュ / 赤 / オレンジ / 黄 / 茶 / キャラメル / アメ / オリーブ / グリーン etc.
2.柄
季節とリンクしやすい柄物は、
旬の食材を取り入れるようにアクセントで使うことで季節感がより印象に残ります。
冬が旬の草花・生き物・食材
例:山茶花 / 椿 / 梅 / 松 / ウサギ / 白鳥 / リンゴ / 柚子 / 葡萄 / カボチャ etc.
3.質感
冬はカシミヤやウールのお洋服が着たくなるように、
器は自然の温かみを感じさせる土由来の表情を活かした、
ざらざらとした質感や不均一なつくりがよく似合います。
例: 荒土 / あたたかみを感じるマット釉 etc.
これらのポイントを意識して器選びをすると、
自然とまとまりのあるコーディネートが組めますよ。