今注目されつつある「ブリューパブ」をご存じでしょうか?
醸造、ブルワリーのBrewing(ブリューイング)とPub(パブ)を合わせた呼び名で、
小規模設備のビール醸造所と、そこで醸造されたクラフトビールを提供するレストラン、
この二つを備えた飲食店がBrew pub(ブリューパブ)に分類されます。
日本のビール業界のなかでクラフトビール市場は1%ほどと言われていますが、
ブリューパブの人気は上昇中です。
大手メーカーが大量生産する一般的な「インダストリアル(工業的)ビール」と異なり、
醸造者が明確なコンセプトを持って原料を厳選し、オリジナルで作る「クラフト(工芸的)ビール」は、
ファンを魅了させてくれますよね。
古典的醸造を徹底的に突き詰めるレシピや、個性を出す前衛的なレシピなど、
オリジナリティーあふれるクラフトビールはある意味「醸造者のアート作品」とも言えます。
Sante beer cup 満水容量260cc
そんなアート作品を提供するブリューパブの料理は、シズル感を大切に考えて耐熱陶器を使用します。
Poele×ラムチョップ
プアルはレンジ・オーブン対応で直火にもかけられる両手付きの耐熱陶板。
Daube 5go pot×煮込みハンバーグ
ドゥーブは底がフラット形状なので、ナイフ・フォークでも食べやすい土鍋です。
どの料理も耐熱陶器に盛り付けた後、オーブンで火を入れて仕上げます。
ひと手間かけてできるアツアツの状態のシズル感は食欲をそそり、
クラフトビールをさらに美味しく味わってもらうための演出となりますね。
日本ではホームブリューイングが出来ないことや、
酒造免許の取得など課題が多くブリューパブの件数は多くありません。
ただ今後新たなブリューパブを創り出し注目される為には、
拘りの「アート作品」を引き立たせる「器」を一緒に考えていくことがとても重要です。
《関連記事はこちら》
『旨い料理とワインのタパス&ダイニングバー』
『パンブームに拍車をかける「パン飲み」』
『スイーツとワインのマリアージュ』