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Twenty‐four Seasons Cooking
夏至にいちじく
2017.06.21
SUMMER SOLSTICE
夏至
一年の中で最も昼の長い、今年の夏至は6月21日。
冬至の場合にはかぼちゃを食べる風習がありますが、
夏至の場合はとくに「これ」といった決まった風習はないようです。
調べると一部の地方によってはさまざまな風習があって、
愛知などの一部では夏至にいちじく田楽を食べる風習があるそう。
でも、愛知出身の周りに聞いてみてもこの風習を知ってる人が全くいないのです。
ネット上のガセネタっぽいのですが、
いちじくにはペクチンやカリウムなど栄養が豊富で、
夏に食べるのはとっても理にかなっているので、
今日はいちじく料理を作ってみる。
今日の食材のいちじく。
裂け目が出来始め
中の紅い花が見えてくるくらいが
一番食べ頃の物です。
まずは、田楽みそから。
きび糖、みりん、酒、赤味噌を
測り入れる。
エッグセパレーターで
黄身と白身を分ける。
気持ちがいいほどきれいに分かれる。
最後に鍋に卵黄を入れ、
弱火でとろみが付くまで練る。
焦げやすいので、こまめに混ぜること。
とろみがついて、
一煮立ちしたらすぐに火から下ろす。
火を入れすぎると
硬くなったりボロボロになります。
味噌の準備ができたら、
いちじくを縦に半分に切ります。
イチジクの上に田楽味噌を
たっぷり塗ります。
トースターまたは180℃のオーブンで
味噌が少し焦げるまで焼くだけ。
エルブプレートだとそのまま食卓へ。
これで噂のいちじく田楽の出来上がり。
次にイチジクのコンポート。
白ワイン、グラニュー糖、シナモン、
ローレルを鍋に入れて一煮立ちさせます。
ちなみにイチジクから赤い色がでるので、
赤ワインでも良い。
その後、
イチジクを加えて弱火で20分ほど
煮込みます。
皮が気になる場合は剥くか刻んでから
煮込みます。
これで粗熱がとれたら完成。
そのまま食べても良し。
ヨーグルトに添えたり、焼き菓子の中に入れても良し。
瓶詰めをして保存しても良し。
旬のイチジクを美味しく長持ちさせるコンポートの完成。
最後にイチジクの揚げ出し。
イチジクと下処理したオクラに
衣を付けて揚げます。
揚げ時間は30秒くらい。
揚げ過ぎない方が
フレッシュな感じが楽しめる。
キッチンペーパーの上で、
油を切ります。
衣がはがれないように、
縦半分に切って、
天つゆと一緒に盛り付ける。
フレッシュ感が残ったイチジクの揚げ浸し。
天つゆの塩分がイチジクの甘さを引き立たせ、
意外なほど美味しい料理の完成。
イチジクに含まれるペクチンは水に溶ける食物繊維で
有害物質を吸着して体外に排出してくれます。
カルシウムや鉄分などのミネラルが豊富で汗をたっぷりかいて
ミネラルも一緒に失われがちなので、
イチジクで体にミネラルを補給できるんです。
夏至に限らず、夏場にイチジクのお料理をして、
普段の食卓にも登場させてみてはいかがですか。
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