Magnolia
マグノリア
和菓子を堪能するための大胆な菓子皿
視覚的な美しさや優しい味わいで食べる人を魅了する和菓子。
四季を現す色美しい豊かな表現に思わず見とれてしまいます。
そんな和菓子が際立つ菓子皿として企画しました。
モクレンの美しい瞬間を切り取った形状
大きな花が一斉に咲き、青空との対比が綺麗なモクレンに惹かれ、
素朴な魅力がある白土と釉薬で表現しました。
形状は花の輪郭に合わせることで
存在感がありつつ軽やかな印象になっています。
焦げ感や影の表情が料理を引き立てるように
花びらの立体感を出して形に抑揚をつけて調整しています。
縁を少し立ち上げて、料理を盛り付けた時の安心感も大切にしました。
柔らかい花びらが和菓子をふんわりと包む様子は穏やかで、
ほっこりとするひと時を過ごしていただけます。
余白を楽しむサイズ感
W158/D109/H23の大きさは
和菓子を一つのせた時の余白の美しさ、
湯のみ、急須と合わせた時のバランスを考えて決めました。
和菓子はもちろん、
おやつの時間や来客時にチョコレートや焼き菓子をのせたり、
副菜を盛って食卓のアクセントとして使っていただきたいです。
食べ進めるにつれて隠れていた花が顔を出すところもお気に入りです。
枝のさりげないこだわり
枝部分は、
全体を引き締めて花びらの柔らかさを強調する効果がありますが、それだけではありません。
写真のように持ち手がフィットするという実用的な一面もあり
フォークや黒文字が安定します。
柔らかで素朴な色
色は2色、白と青磁の渋い展開です。
和菓子の淡い色が映えるように静かで上品な色を選びました。
白は釉薬が溜まった部分の白さや縁の焦げ感が魅力的で、
貫入が美しい青磁は透明感があってすっきりとした印象です。
急須、湯のみ、菓子鉢は
黒でシックにまとめても、鮮やかなトルコ色の食器と組み合わせても
マグノリアの菓子皿がすっと馴染むので様々なコーディネイトをお楽しみください。
たまには肩の力を抜いて
自分を甘やかして
美味しいお菓子を堪能する時間も必要です。
ひとりで過ごす時間も、家族や友人と過ごす時間も
マグノリアでほっこりしていただけると嬉しいです。
WRITTEN by Risa Fukui