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日本人に馴染み深い中華料理のルーツ

May 01 2020

中国料理〇〇や中華料理△△など、中華系の飲食店は沢山ありますよね。

中国料理と中華料理、、その違いは皆さんおわかりでしょうか?

 

中国料理とは、本場中国の調理法で作られた本格的な「中国の料理」のことを言い、中国四大料理として北京、広東、上海、四川に分類されます。

中華料理とは、この四大料理を日本人の口に合うように「日本で改良された中国料理」のことを言います。


「焼き餃子」は日本人好みに改良された中華料理の代表みたいなものです。

使用皿:サルテン

 

中国で餃子と言えば北京料理の茹でた水餃子が一般的。

北京では麦や雑穀が主食で、にくまんや麺類などの小麦料理が多いのが特徴。また北京は寒い地域のため、体が温まる生姜やニンニクをたっぷり入れた水餃子が好まれています。

焼き餃子も食べますが基本的には水餃子の残りを焼くため、見た目も味も日本で見られる焼き餃子とは異なります。

日本へは戦後、満州からの引揚者により広く知られるようになりますが、米食文化の日本では水餃子よりも、おかずとして薄皮を使った焼き餃子が好まれ現在の主流になったと言われています。

 

「海老のマヨネーズソース和え」 エビマヨも現代の中華料理では定番ですよね。

使用皿:クルック 10”ベーカー

 

エビマヨの発祥は横浜中華街の老舗広東料理店「聘珍楼」の当時のシェフが、1980年代にサンフランシスコに行った際にそこの中華料理店で注文した「オーロラソースをつけて食べる海老料理」があまりにも美味しくなく、それを広東料理の調理法でアレンジして作ったのが日本人に受け入れられ広まったと言われています。

 

「麻婆豆腐」 本格的な四川麻婆豆腐はとても辛いので日本人の口に合うように改良されました。

使用皿:テガメ 8号鍋

 

麻婆豆腐はおよそ100年前の四川省・成都の地が発祥とされ、

その後日本における四川料理の父と言われた陳建民氏の来日により日本に広まったと言われています。

しびれるような辛さが特徴の四川料理。本場の麻婆豆腐はとても辛い料理ですが、陳建民氏は日本人の口に合うように辛さを控えめにして提供。

辛さの中にまろやかな甘みも感じられる味付けは一度食べたら癖になると評判になり、メディアにも取り上げられ瞬く間に日本人に愛される料理になりました。

 

日本人の口に合うように改良された中華料理は、調理法の他に使う器や盛り付けまで柔軟な発想が求められると思います。

料理の色が際立つような器を使ったり、シズル感が伝わるような見せ方をしたり、、

マルミツの器で定番料理を印象的に作り上げてみませんか。

 

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