体に良いビタミン・ミネラル・アミノ酸など様々な栄養素が多く含まれる日本酒。
中でも人の体内でつくることができない必須アミノ酸はワインの10倍ほど含まれていると言われています。
また日本酒の主成分「エチルアルコール」は胃酸の分泌を促進させる効果があり、
この働きを上手く利用して食前酒として飲む習慣が根付いていますよね。
そんな日本酒をおいしく味わうには温度が大切で、
大きく分けて「冷酒」「冷や」「ぬる燗」「熱燗」に分類されます。
爽やかに飲みたいときには「冷酒」
日本酒は冷やすと味わいが引き締まります。
軽快でなめらかなタイプの本醸造酒や、香り高い大吟醸酒などにおすすめ。
またアルコール度数が高い日本酒は0℃になっても凍ることはなく、シャーベット状にして食感を楽しむこともできます。
Tromba flared small bowl/Ginsai-ichimatsu square mini-bowl
お酒が持つ本来の味を堪能できるのが「冷や」
日本酒での「冷や」は常温のことで、20℃~25℃程度の口に含んだ時にやや冷たく感じる温度。
長期熟成した日本酒の上質な風味やお米の旨味を味わいたいときにおすすめです。
Fresco 4oz/Pile mini-bowl
40℃以下の低めの温度で温める「ぬる燗」
「ぬる燗」はまろやかな香りと旨味を楽しむことができるので純米酒によく合います。
Komasuji hyotan sake pitcher・Komasuji hyotan sake cup/Bamii 15cm bowl
ぬる燗より高い50℃前後に温めた「熱燗」
日本酒の持つ風味を存分に味わいたいときには「熱燗」がおすすめ。
温度を高くするとお米の旨味や甘みが一層膨らみ香りもシャープに引き立ちます。
Komasuji hyotan sake pitcher・Komasuji hyotan sake cup/Brillante 115 bowl
日本酒をおいしく味わうためには温度以外に酒器も重要なポイント。
ぬる燗、熱燗では燗酒の温度を保つため口元がすぼまっている徳利を使用し、
冷酒にはフルーティな香りをより感じてもらうために天開型の杯を使用します。
古来より「和食は舌と目で楽しむ」と言われており、これは料理以外に日本酒にも同じことが言えます。
酒器に拘ることで日本酒の味わいをさらに楽しむことができますね。
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