器のカビについて

器のカビを取る方法2

黒いシミをなんとか消したい!

第1回で完璧にカビのシミを消し去ることができなかったので、

さらに改善した方法を確立するべく行った2回目の実験。

果たして綺麗になるのでしょうか。


2回目

・器のカビを取る方法 その2

今回も梅雨の天敵「カビ」を倒すため、実験を行なっていきます。

前回効果的だった「酸素系漂白剤」を用いて、 追加で2つの実験を行います。


実験5|漂白剤を溶かした水に浸け置き

酸素系漂白剤を溶かした水を用いて実験をします


手順としては前回の実験1と同じく、鍋に40〜50℃のお湯1.5Lの中に酸素系漂白剤20gを溶かし、浸け置いたまま、今度は丸一日放置します。

結果は、浸けおき時間を長くしただけあり、かなりカビは薄くなったように思われます。

before

after

しかし、実験直後はかなり薄かったカビの跡ですが、丸一日しっかり乾かすと、、
うっすらカビの跡が出てきてしまいました、、。

また、表面にはうっすらと白い粉が吹き出しています。 実験3と同じく、陶器が吸ってしまった漂白剤が表面に出てきたものと思われます。 漂白剤を抜くために、再び丸一日、今度は真水に浸します。

その後乾かすと、表面に漂白剤が現れることはありませんでした。

この方法を行う場合、実験後、使用前に一度真水に浸けた方が良さそうです。

ちなみに、私の主観ではありますが、浸水後3〜4時間ほどでカビの跡は 最後の状態とほぼ同じ状態まで落ちていたため、 一日中、漂白剤を溶かした水に浸けなくてもよかったのかもしれません。

実験6|漂白剤直接ふりかけ

酸素系漂白剤を直接、カビの部分にふりかけ、高濃度で実験します


漂白剤をふりかけた上にキッチンペーパーを被せ、お湯をかけて放置します。

キッチンペーパーが乾かないように、1時間おきにお湯をかけ、 8時間放置します。

結果は、、、

before

after

今までで一番きれいにカビが落ちています!どこに跡があったのかわからないほどです。

しかし、これも1日乾かすと、 なにやらカビのあった跡に白い粉が吹き出しています。

これもまた、真水で丸一日放置します。

すると白い粉はなくなり、きれいな状態に。

カビの跡もうっすらとは残りますが、ほとんど分かりません。

以上、6つの実験から、カビの跡を消す一番有効な方法は「酸素系漂白剤」を「直接」使用することであると分かりました。

そうとは言っても、実験6でさえうっすらとカビの跡は残ったままです。


そこで私はふと思い出しました。
そういえば土鍋の汚れを取るのに「空焚き」をしたことが、、、。

その時、土鍋の汚れがきれいに取れていた、、、。

というわけで番外編で新たに実験を追加! 直火でカビ汚れはきれいに落ちるのか。

まだまだカビとの戦いは続きます。