番外編の3回目。
直火で使える土鍋やオーブンウェアだけに限る方法ですが、
もしかしたら一番効果があるのではと思い立って行った、
カビ取り実験最終回。
番外編
・器のカビを取る方法 その3
カビ取り実験を始めてから早数週間。 なかなか器のカビ汚れはしぶといです。
今日こそはすっかりきれいに落としてやる! と意気込んで、今日も実験に励みます。
耐熱の器限定ですが、直火で今回は実験を行います。
実験7|直火で焼く
以前、土鍋をひたすら空焚きして汚れが取れていたのでカビにも効くのでは??
まずは直火で30分、カビの生えた器を空焚きをします。
そうするとだんだん器の色が黒く変色していきます。
果たしてこの色は戻るのだろうかとドキドキしながら 器を火にかけていきます。
30分後。器はやはり茶色がより濃く、変色してしまいました。
器の裏を見るとカビの跡はほとんど分かりませんが、なんだか一面グレーに染まっています。
before
after
また、灰の匂いがきつく、とてもじゃないけどお料理を盛り付ける気など起きません。
そこでさらに加熱をします。
しかし、30分置きに火にかけて様子を見てもあまり様子が変わりません、、、。
そこで連続で1時間火にかけることに。
その結果、裏の全体的な汚れと匂いは取れました。
しかし、新品の商品と比べてみると、、、
全体的に色が黒っぽくなってしまいました、、、。
中に染み込んでいた食材の汚れが灰として中に残ってしまったようです。
貫入もすごく目立つようになり、カビはきれいになりましたが、 全体的に長年使い込んだ器のような印象に変わってしまいました。
もしも色の濃い器であったり、まだあまり使用していない器なら ここまで色は変わらないかもしれませんが、、、。
実際のところはわからないので、今後の参考にしようと思います。
以上、これまでの7つの実験から、 カビの跡を消す一番有効な方法は 「酸素系漂白剤」を「直接」使用することであると分かりました。
そうとは言っても、実験6でさえ うっすらとカビの跡は残ったままです。
生えてしまったカビの跡はどう頑張っても完璧になくすことはできない。
もともとはカビなんて生やさなければこんな実験をする必要もなかったはず。
私たちがすべきことは、「カビの跡を取る」ことより 「カビを生やさないこと」ではないのか!
そのことに気づいてしまったからには、いてもたってもいられません。
早速カビを生やさない研究を進めなくては!
私とカビの戦いはまだまだ続きそうです。