「一番美味しい炊き方」の旅、最終回。
2日目の実験で課題となった沸騰までの時間を検証。
心からオススメできる土鍋ごはんの炊き方を紹介できてこそ
食事を愛する真のマルミツポテリの社員!
自信を持っておすすめできる炊き方をようやく見つけました。
というわけで土鍋ごはんのおいしい炊き方完結編です。
3日目
前回の実験から「沸騰までの時間を変えることでご飯の味は変わるのか」
というテーマ新たに得ることができました。
そのことから、前回決定した土鍋ご飯の炊き方
沸騰→弱火 10分→蒸らし 10分
という方法において、沸騰までにかかる時間を変えることで
土鍋ご飯の味わいを比べてみます。
沸騰までにかかる時間、ちなみにどのくらいがベストなのか、調べてみると
「8~15分で沸騰するのが理想的」
との記載が。これが美味しく炊けるゾーンのようです。
この情報を元に、今回は沸騰までの時間を操作していきます。
ちなみに、今まで全て沸騰までは中火で加熱をしていました。
ここでは中火の他に弱火・弱めの中火・強めの中火で加熱をし、沸騰まで待ちます。
炊き方編-沸騰までの時間も長いほど柔らかい-
使う土鍋は今回も「フラム ご飯鍋」。
A,Bは4.6合、C,Dは3.3合を炊きます。(人数の関係上、今回も合数違います、、。)
Bは見た目にもべちゃっとして見るからに柔らかそう。
そのほかのお米には、カニ穴もしっかり見られ、いずれも美味しそうに炊けています。
果たして、美味しく炊けるゾーンで沸騰したお米がやはり美味しいのでしょうか。
それでは、今回もいつものごとく、実食に移っていきます。
実食-美味しく炊けるゾーンは正しいのか?-
今回もマルミツ社員で4種類全てのお米を食べ比べていきます。
一口分ずつ取り分けて、食感や味を吟味します。
A
今までの炊き方の土鍋ご飯。
いつも通りの美味しさです。
これより美味しいかどうか、
じっくり味わいながら 社員が比較検討していました。
B
見た目ではちょっと心配だったBのご飯。
やはりこちらは「べちゃっとしている」
「柔らかいけど、美味しくはない」 との意見。
やはり15分を越えると
美味しくないのでしょうか。
C
こちらも美味しく炊けるゾーンから外れたご飯。
皆さんの意見を聞いてみると
「ご飯の香りがしっかりする」
「固めの食感の方が好きだからこれが一番好み」
という意見が、、。
意外にもこのお米は評価が高そう、、。
D
私が一番期待していたDのお米。
やはり「ふっくら柔らかくて美味しい!」
「お米の甘さを感じる」 と
前向きな意見が。
果たして結果はどうなったのでしょうか、、。
結論-長すぎる加熱はNG-
私も今までこんなに土鍋ご飯炊いたことがなかったのですが、
以上の実食を終え、今回も4つのお米の順位を決定しました。
結果がこちら!!
1位 D | 2位 C | 3位 A | 4位 B
やはり1位はDのご飯でした。
美味しく炊けるゾーンは正しいのかと思いきや2位がCのお米に。
「固めの方が好きだから」「加熱時間短くて済むのならこれがいい」と、評価する声が多数。
なるほど、なるほど。
皆さんやはり調理するとなると所要時間も気になるようです。
また、今回社員のお昼休憩の都合上、
A、Bは炊けてからしばらく経ったもの、
C、Dは炊きたてを食べたため、美味しく感じたとの意見が。
やはり炊きたての美味しさには叶わないようです。
以上の結果から、
固めが好きな方、調理時間を短く済ませたい方は
強めの中火で加熱し、ささっと沸騰させるのがオススメと結論づけられると考えられます。
3回の実験を通し、美味しい土鍋ご飯の炊き方はこのような結果になりました!!
結論
中火で沸騰(約10分)→弱火10分→蒸らし 10分
柔らかめタイプが好きな方→弱火を1,2分ほど長くとる
固めタイプが好きな方、早く炊き上げたい方→沸騰まで強めの中火で加熱
やっぱり炊きたてが一番おいしい。
注意事項
※蒸らし時間は最低10分はないと水っぽさが残ってしまう
※加熱時間は長すぎるとお米が柔らかくなりすぎてしまう
後記
私も今までこんなに土鍋ご飯炊いたことがなかったのですが、
どの条件を変えても味や食感が変わり、実に奥深い、、。
美味しいけれど、自分はもっと柔らかい方が好みだななど、
自分なりにアレンジできるのも土鍋ご飯の魅力です。
家にいる時間が長い今の時期、お料理にこだわっている人は
多いですが、土鍋ご飯にこだわってみてもいいかもしれない。
このレポートを読んだ方が少しでも土鍋ご飯に興味を持ち、
土鍋ご飯で食事の時間をより楽しんでいただければと思います。
1人でドキドキしながら初めての土鍋ご飯を炊くのも
家族であーだこーだ言いながらグツグツ炊けるのを待つのも、
きっとどれも素敵な食事の時間の一部になるはずです。