March 29-Fri
2018年世界のベストレストラン50に北欧のお店が3件ランクイン。
ノーマ以降の最先端北欧料理は今も世界中から注目されています。
流れとしては「エルブジ」に代表されるスペイン系三ツ星レストランのように少しずつ多数のお皿が出てくるスタイルで、どの料理も楽しさと驚きのある趣向になっており、最初から最後まで美しい盛付けは見るだけでも満足してしまうほど。
北欧の伝統料理をベースに独創的な発想で自然や季節をテーマにした料理は、新北欧料理と呼ばれるジャンルで確立されています。
使用する食材はほとんどが地元産。地元の農家や漁師との信頼関係を築き安心できる品質の食材を使用しています。北欧ではレモンが栽培されていないようで、酸味づけの代用として「アリ」を使用しているほど地元産にこだわりを持っています。
そんなこだわりの強い新北欧料理にはシンプルな形状且つ器の持つ素材感が伝わるお皿を使うことでより料理をより引き立てます。
黒土の生地に白い釉薬をかけているので釉薬が薄くなっているところは地が透けて見えてグレーっぽく見えます。
リムと盛面の境目も線を描いているのではなくこの技法により生み出されています。
一見すると御影石のような見た目のお皿。
磁器素材に黒い釉薬と白い釉薬を2層にかけて、焼成時に窯変させることで石のような独特なグレー色に仕上げています。
陶器素材で粉引の柔らかい白色が美しく、波のような凹凸のあるレリーフが印象的なお皿。
粉引なのでお皿の渕に焦げ感のあるものがあり、アンティークの雰囲気を醸し出してより魅力的な一皿になります。
ろくろを回転させて錆ゴスと呼ばれる下絵具を刷毛で塗ることで濃淡の美しい表情に仕上げています。
黒い釉薬を機械でかけるのではなく職人さんの手作業で仕上げたお皿は陶器素材を生かした趣のあるお皿です。
小ポーションで多数のお皿で提供する新北欧料理。
φ27cmサイズのお皿を使用し余白を広く見せる盛付けで世界が注目する料理を演出しています。