KOUDAI MAMEZARA
高台豆皿
気分に合わせて変化を楽しむ
土の温かみを感じる赤土で形作られており、
所々に表れる鉄粉や石目の荒々しさが土ものならではの豊かな表情をしています。
手のひらにおさまるサイズ感と脚付きのフォルムがとても愛らしい器です。
例えば、大きめのフラットプレートに何種かのおかずを少しずつ盛り付ける時、
その内の一品を高台豆皿に盛り付け、プレートに重ね置きます。
高さが生まれてちょっと特別感のある雰囲気が演出でき、
他の豆皿と一緒に組み合わせると色々な高低差が出てリズムや変化が楽しめます。
できるだけ高台を高く存在感のあるフォルムにするために何度も成形方法と型を調整しました。
皿と高台を一体で作り、高台の余分な土を後から削りだす方法で作ります。
サイズのわりに高台が高く、
口径が小さいこともあり量産用の型に土がうまく入りませんでした。
窯屋の試行錯誤と成形を繰り返す中で徐々にコツを掴み高台部分の成形がスムーズに出来るようになりました。
色は4色展開です。
マットな質感の生成は赤土の影響を受け、
釉薬の薄い部分や縁に焦げ目が現れ表情豊かです。
黒はマットな部分と艶のある部分が混在して奥行きを感じます。
刷毛目を施した赤絵は、黒豆や栗きんとんなど正月料理はもちろん、
来客のお茶請けや小菓子を入れる器としてもおもてなし感があって重宝します。
銀彩は黒をベースにし盛面部分のみ銀彩絵付けをしています。
秋の夜長に晩酌をするような、ちょっとリッチな時間におすすめです。
イカの塩辛や酒盗和えのような珍味を盛り付けて日本酒をちびちび頂くのも贅沢です。
普段は簡単な惣菜や梅干し、塩、生姜、ゆず胡椒のような薬味を
盛り付けてもテーブルの小さなアクセントになります。
季節や気分に合わせて色を選び、気軽にテーブルに変化を加えられるのも、豆皿ならではです。
ぜひ高さのある豆皿をお手持ちのコレクションに仲間入りさせてみてはいかがですか。
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