ブルジョンを最初に見た時、とにかくシンプルな器だなと思いました。
しかし、よく見ていくと、シンプルな形の中にも、焦げたような表情や、釉薬のムラの表情、鉄粉等があり
とても表情豊かな器だと気づきました。
この世にひとつとして同じ表情のブルジョンはありません。
素材を楽しむ為に、形をシンプルにしているところも潔いです。
じわじわと気になってきて、今や我が家のお茶碗となっています。
形はシンプルですが、和風と洋風を両方兼ねた、上手いデザインだなと感じます。
例えば、ライスボールはお茶碗らし過ぎないところがあります。
装飾を一切なくした丸い形のボールに、焦げやムラ等の土っぽい表情が加わっていることで、
南仏のアンティーク食器のような風格が感じられます。
ご飯茶碗だけではなく、サラダボールや、スープボール等の洋風料理に、何の違和感もなく使うことができます。
プレートも、よく練られたデザインだなと感じます。
直径21cm、大きさとしては食パンに丁度良く、パン皿として使えます。
リムは3cmほど幅があります。立ち上がりは1.7cmとプレートの中でも深めです。
実はこのリムが、美しく料理を盛り付ける為に必要な「余白」の黄金比なんです。
基本的に器に対して「料理:余白=7:3」で盛ることで、お料理を品よく美しく見せることができるのですが、
ブルジョンは、「盛面:リム=7:3」で作られている為、料理をどのように盛り付けても、綺麗に見せることができてしまうプレートなのです。
例えば、ロールキャベツのようにスープも一緒に盛り付けるお料理も、リムの立ち上がりがある為、綺麗に盛り付けることができます。
にらレバや、ゴーヤチャンプルー等の炒め物を、さっとフライパンから盛り付けても、見た目が綺麗です。
ブルジョンの形状について熱く語ってしまいましたが、つまり汎用性があり、料理やシーンを問わず使える器です。
新生活を始める方や、ギフトとしてとてもおすすめです!
ブルジョンは比較的、厚みがしっかりとしていて丈夫です。目止めが必要がなく、扱いやすい器ですので、
陶器の扱いに慣れていない方にもおすすめです。
左側、ライスボール(小)には「白米や玄米」
右側、ライスボール(大)には「ポタージュ(濃い野菜のスープ)
プレートには「毎日 24」と書かれています。
「24」には、24時間どんなシーンでも使ってほしいという意味が込められています。
毎日のお料理に活躍してくれるブルジョン。
洗練された形状と、豊かな表情をぜひ実感していただきたいです。
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