商品の使い方・選び方について
目止めって何ですか?
「目止め」とは吸水性の高い陶器を、長くきれいに使うために行う作業です。
器を使い始める際に、鍋にお米のとぎ汁と器を入れて20分ほど煮て乾燥させます。
「陶器」の商品は素材が土で出来ているため、風合いが豊かで表情が楽しめます。
ですが、その分「吸水性」が高いという特性があります。
吸水性が高いと水はもちろん、食品の水分も入りやすく、料理の色やにおいが付きやすいです。
それを軽減してくれるのが「目止め」という方法です。
マテリアルナンバー①、⑨の商品は使い始めの前に「目止め」をおすすめしています。
④の商品も吸水性の高い素材でできていますが、撥水加工がしてある為、最初は目止めをせずそのままお使いいただけます。
ただ撥水効果が弱くなり、水の切れが悪くなったなと感じたタイミングで目止めをしていただければと思います。
土鍋の場合はおかゆを炊いてください。
お米のでんぷん質が器の荒い目に入り込み、蓋をしてくれるようなイメージですね。
1回の目止めでは器の目が埋まらないこともあります。
そのため、器の使い始めだけは2、3回目止めの処理をしてあげると良いです。
器は使用していくうちに目が埋まっていくので、だんだんと目止めをする必要はなくなってきます。
写真)クルトンボールL
目止めを行った後は器の中まで水が浸透しているため、しっかりと乾燥させてください。
水分が残ったまま食器棚に入れてしまうとカビなどの原因になるので注意が必要です。
「目止め」というちょっとした手間をかけてあげることで、器を長く清潔に使うことができます。
お手入れは少し手間だな…と思われがちですが手をかけた分、器にとても愛着がわいてきますよ。
詳しい目止めの方法はこちら