イスラム国家であるサウジアラビア。イスラム教では左手は不浄のものとされているため、食事を摂る際には左手は使用してはいけないというルールがあります。また、イスラム教の法律「ハラール」に従い、非常に厳格なルールのもと食事をしています。食事はスパイスが効いたものが多いですが、唐辛子などの辛味の強いものではなく、コリアンダーやシナモン、カルダモンなどのスパイスを用いるため、辛いものが苦手な人でも比較的食べやすいです。
CAST:ペイザンヌ(カーキ)/鎬文 丸湯呑み/オリゾン 240プレート/アリエッタ プチカップ/カマロ S/ミジョテ ポット/クリュシュ キャニスター/ドゥスール ボールS/栗の木 コーヒーメジャー ショート/栗の木 スパイススプーンL/
イスラム教のシンボルカラーとして大切にされている「緑」のクロスを敷き、落ち着いたトーンの器を合わせたコーディネート。カフワを飲む際にはマグカップではなく、猪口のような小さめのカップで飲むのが一般的。今回は削りの模様が特徴的な湯呑みを合わせています。砂漠の多いサウジアラビアをイメージし、土の質感を感じられる器を多く取り入れる一方で、石油国であり、富裕層の多い国でもあるため、上品さを感じるプチカップなども合わせています。
Saudi Arabian drink
「アラビアコーヒー」はいかがですか?
CAST:マウンテンマグ ラウンド/クミン アシェ/タータンチェック(グレー×黒)ランチョンM
「アラビアコーヒー」とは「カフワ」の別名で、カルダモン入りのコーヒーのこと。コーヒーの粉をフィルターで通さず、直接お湯で煮込み、コーヒーの粉を飲まないように上澄みのみを飲みます。アルコールの禁止されているサウジアラビアではお酒が飲めない分、このアラビアコーヒーをよく飲みます。土の表情豊かなマウンテンマグは、どろっとした大胆な見た目のアラビアコーヒーをたっぷり注ぐことができます。来客時などには一緒にデーツを出す場合もよくあり、今回は緑の小鉢で一緒に準備しました。
次回の朝ごはんはスウェーデン(1/4)