Moqueca

所変われば食材も変わるムケカ

ムケカはトマトとココナッツミルクをベースに、エビや魚を加えたスープです。ブラジルでは、昔から葉で魚や肉を包んでゆっくり焼く「モケム」という調理法で料理をしていました。その後、ヨーロッパからシチューが伝わり、ヨーロッパの調理スタイルと融合したことで、ムケカが作られるようになりました。ムケカは2種類あり、アフリカ系移民がさらに独自の食材や調理法を加えたことで生まれたのが、パーム油とココナッツミルクが加わったバイーア州のムケカです。

深い緑がコクを生み出す器

今回は主役のエビがよく見えるように、具材がみせやすい程よい深さのスープ皿を選びました。ブラジルは世界各国の食文化の影響を受けて、発展しています。リムのある形状からはヨーロッパの雰囲気を感じ、深みのある緑色から雄大な自然をもつ南米の雰囲気を感じるレコルテでそれらを表現しました。 深みのある緑色からは、名前の由来にもなった葉で包んで焼く調理法「モケム」も連想できて食べながらつい、発祥について語ってしまいそうです。

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